『数ヶ月からのことだ…
あるはつかりの俺との対話の中に…
『テラルナ』というゲームメーカーの話題が数回それとなく紛れ込まされた
それは草柳順子やら業界話と同化するように紛れ込まされており
一見しただけではそのメーカーの事だと誰も気づかない
しかし俺はそのどうということのない話題を
数ヶ月間強い記憶として忘れずに覚えていた
これを心理学でサブリミナル(潜在意識効果)という
本能レベルの物事は直接目撃させられるよりも
無意識無防備状態で心の奥に入り込まれると………
巨大な効果となって人間の行動を支配する』
というわけで、はつかりから借りた2本のげぇむ。
■しすたぁエンジェル
テラルナ2002年作品。
超絶対御都合主義的妹恋愛アーカイブノベル。なんじゃそりゃ。
というかEnterでメッセージが送れないのはナゼだッ!?
そして、絵がヤバイ具合に濃い。とにかく濃い。かなり濃い。
最初ちょっと引いた。
典型的ドタバタストーリーと思われるが、
つかみが弱いせいかとりあえずプレイする気にならず。
もう一方のげぇむの方に比べると優先度が落ちる。
■らくえん~あいかわらずなぼく。の場合~
テラルナ2004年作品。
大学受験にスベったオタク青年の主人公(氏名不詳)は、
ひょんなことからエロゲー会社でバイトをすることに……
進まない制作。行方の知れないライター。
上がらない原画。尽き果てぬバグ。
いたずらに時は過ぎ行き、気がつけば発売予定日も後ろに遠く。
果たして、ムーナスのデビュー作『あいかわらずなぼく』は完成するのかッ!?
様々な逆境に立ち向かう、熱き男(一部女含む)たちのドラマが今始まるッ!!
……みたいなストーリー。
こちらはつかみがバッチリだったので中々にハマっている。
冒頭がいきなり発売予定日一月前、開発進行度0%、
他社の仕事が遅れてそっちに軟禁されたシナリオライター、指定がないので上がらない原画、
原画が無いのでグラフィッカーは仕事ゼロ、動作確認ゼロのプログラムという絶望的な状況からスタート。
ゲームの発売が遅れる理由が整った。
というか、発売できる理由がなにもなかった。
というか、完成できる理由がなかった。
そして物語は半年前に遡る……みたいな感じで本編へ。
全体的にかなり面白い。
……面白いんだけど、それはヤバイ部類の面白さ。
以下、主人公(【僕】)がムーナスのメンバーに妹を紹介した場面の引用。
【可憐】
「ねーねー。アレ、……義理?」
【僕】
「ど――――ゆ―――――発想ですかっっっ!」
【可憐】
「もうヤった? セックス」
【僕】
「フツー妹とはしませんっっっ!」
【可憐】
「するよ」
【カントク】
「するんじゃないかなー?」
【マーキー】
「しますよね。フツー」
【可憐】
「調教するよね、チョーキョー。
浣腸するよね、カンチョー」
ここんちの人たちはゲーム脳に侵されていた。
否。エロゲ脳に犯されていた。
【僕】
「神サマ。この国はもうダメです。
滅んでもしかたないです。というか滅びろ」
俺なんかはこの場面で椅子にしがみついて大笑いしたけれど(笑いすぎ)、
引く人はいっぺんに引いてしまう会話のような気がする。
(というか、この日記を見てる人も何人か引いてしまいそうだ……)
他にもコミフェ(コミケ)で出会い、秋葉原のエロゲー屋で運命的な再会を遂げる2人だとか、
3年ぶりに出会った先輩と後輩は今、エロゲー原画屋とやおい文章書きになっていたとか、
嫌過ぎるシチュエーションてんこもりである。
だが、それがいい。
……と言えなければ、このげぇむを楽しめんだろうなあ、
などと思いながら、げぇむを楽しむ俺。
ふむう……