メイン

2010年02月21日

ミキストリII 1巻

第一章 死神復活編1~2話
第二章 ヴィリル教団編1~4話

が収録。

なんともおかしな時系列は単行本でも修正されず。
それどころか、巻来先生のコメントで混乱は加速。

本作「ミキストリII」は「ミキストリI」の3年後から始まる物語です。

一応前作における時間経過を再確認すると、

メキシコにてマスト・アントニオ事件勃発
→(3年経過)
→恵子奪還
→(世界中でなんか色々してるうちに2年経過)
→最終章・天狗の帰還
→(9ヶ月経過)
→エピローグ


である。
ところがどっこい、ミキストリ2では、
ミキストリIでの出来事は全て2年以内に起こったものとされているらしい。
細かい時間経過が話の大勢に影響を及ぼすような内容ではないので、
この程度の間違いは別にどうでもいいっちゃあいいのだが、
単行本でも直されないどころか巻来先生自身が豪快に間違っているのはチト気になる。
フーム。

2009年10月25日

ミキストリII 第1話 死神復活

というわけで、始まりましたよミキストリII。
時間軸としては、恵子がさらわれ陽介がミキストリとなった日から5年後。
つまり、前作から……?
……あれ、いつだろう?
前作最終エピソードはその日から『5年後』であると語られており、
さらに最終話はその9ヵ月後。
つまり、『五年後』から最低9ヶ月、陽介は昏睡状態にあったことになる。
ってことは今作の『5年後』は一体いつのことなんだ?
最終エピソード開始直前?
はたまた、前作最終話直後に陽介が蘇り、
この時点では『5ヶ月と10ヶ月後』?
いきなり分からなくなったぞ……
とりあえず、今作では恵子がどうなっているのか、それ次第だな、うん。


で、今回のあらすじ。

舞台はスペイン。
いじめられっ子の貴族のボンボンが、
いじめっ子を見返してやるために黒魔術で先祖の霊を召喚。
先祖の霊は実はアステカ帝国を滅ぼした侵略者。
霊に乗っ取られたいじめられっ子は、
つい昔の癖でアステカ民族、メシーカ族をブチ殺したくてたまらないのでさあ大変。
わざわざスペインからメキシコまで渡ってルール無用の虐殺プレイ。
そこへ現れるは我らがヒーロー、ミキストリ。
古代アステカ帝国神官の力を継ぐミキストリと、
古代アステカ定刻を滅ぼした侵略者、因縁の戦いが今幕を開ける!!
つづく。


以下、個人的に気になること。

・前作キャラはどれだけ登場するのか?
マダム・ルゴシは早々に登場。
ダニーエルフマン……
色んな意味で非常に便利なキャラなので、「出ない」という選択肢はないハズ。
比較的早い段階で出てくるのか、はたまたネタが切れ気味になってきた頃に登場するのか?
シパクナトル……
今は亡きワルキューレの後を継ぐエロ要員として活躍するのか?
ジェームソン博士……
もしも今作の時間軸が前作後であるなら、恵子も陽介も完全復帰していることになる。
つまりは出番なし?

・前作では途中からすっかり忘れ去られてた存在『四柱神』は出てくるのか?
なんというか、今回のコルテスが率いる亡霊たちに対して、
次回に陽介がさっさと出しそうな気もする。
ぶっちゃけ、あれはあまりにも便利すぎる能力だから削除された設定のような気がするが、
今作ではなかったことにした方がいいような気がしないでもない。

2009年06月02日

NEW COMER終了

というわけで、NEW COMER終了。
というか、完全な打ち切り。
一応『第一部完』なのだが、第二部が始まることはないだろう……
ここまで無理やり詰め込んで宿敵を倒しテーマらしきものを昇華した時点で、
こんな終わり方でもこの作品は『完結』してしまったのだから。

短命に終わってしまったこの漫画だが、
切られてしまったのにはそれなりな理由があるようにも思える。
漫画にダメ出ししても生まれるものなど何もないとは思うのだが、
それでも敢えてその理由を考えてみると……


全編通して起伏の乏しい展開
これがかなり大きいと思う。
キャラクターが延々と話しているだけだったり、
『話が動いている』と感じられない話が多かった。
その最たるは単行本1巻分丸々費やしてしまったプロローグだろう。
『新しい慶子はサイボーグではなく超人的な肉体の持ち主』
これをキチンと説明するのが5話になってしまっているし、
その慶子が実戦で戦い始めるのはなんと18話。
いくらなんでも遅すぎる。
さらに、ミケーレ邸での戦い以降すぐに説明モードに入ってしまう。
山場であるアクションシーンが少ない上に、
それ以外の部分が起伏に乏しい説明シーンばかりでは、読者を引き付けるのは難しいだろう。

ちなみにゴッドサイダーセカンドの時も同じ傾向があったのだが、
集英社時代の巻来作品には一切見られない。
ギルファー、メタルK、ゴッドサイダー、グリーンアイズ、
ミキストリ、たそかれの夢、迷宮魔術団、ヘルバスター、霊牙については、
全て第1話で世界観や作品の方向性が明確に示されており、
その中でしっかり起承転結を描ききっている(『次回に続く』的なヒキの場合でも)。
ところが、セカンドやNEW COMERの場合だと、第1話だけ見ても何がなんだか分からない。
台詞の数は多いものの、遠まわしな人物紹介や伏線張りばかりで、
一番肝心な作品の方向性を提示できていない。
個人的な推測だが、これは編集部の方向性が大きく影響しているのではないだろうか。
第1話に必要な要素をきっちり詰め込ませる集英社と、放任主義?のバンチ編集部の差か。
(余談だがバンチは他にも『起伏の乏しい作品』が多いように思える。
 ちょっと前にやっていた『乱人』はそれが酷過ぎた)


次回はアッと驚く新企画を準備中との事ですが……
REVENGERとして蘇ったにも関わらずあっさり返り討ちにあったNEW COMERの事を、
しっかり反省点として受け止めて次に生かしてもらいたいものです。
とりあえず『主人公が何者なのか第1話で全部説明すること』さえしてくれれば……

2009年05月22日

今週のNEW COMER~次号最終回

HiPS持ちとなったリッツォと、元祖HiPS保持者の慶子の戦いが今始まる!!
リッツォはガトリング砲で慶子を撃ちまくるが、
慶子の肉体は肉片を撒き散らしながらも即時に回復するため難なく突破。
そこでリッツォはHiPSの肉体に加え、禁断のFASレベル5で慶子に立ち向かう。
リッツォのパンチは見事慶子の腹部を直撃し、
慶子の内臓が豪快に辺りにバラ撒かれるが、
慶子の肉体は損傷した内蔵さえも即時に回復するため難なく突破。
慶子の怒りの一撃が、リッツォの左腕を粉砕する!!


……というわけで、次号最終回。
というか、ぶっちゃけて言うと打ち切り。
ここ数週間で、ものすごい勢いでまとめに入っていたし、
いくつかの伏線を強引に片付けていたし、
それでもまだいくつかの伏線は片付けられていないし、
これはとても円満終了とは言えないだろう……
少なくとも、リッツォvsディーノくらいまでは打ち切りと決まっていたわけではないように思えるが……さて。

とりあえず、本作についての総論は、
最終回を見てから書くことにするかなあ。

2009年04月29日

今週のNEW COMER~慶子の大胆ストリップ

リッツォ復活!
額にナイフが刺さっても平気。だってHiPSがあるのですもの。
なんというか、『HiPS』といえば何でも許されるような気がする今日この頃、
皆様如何お過ごしでしょうか?
というか、質量保存の法則無視してませんか、腕が生えてくるって……

それはそうと、今回の一番の見所はやはり慶子の脱衣
慶子の裸体が存分に堪能できる回です。
なんてったって、ガトリング砲で4000発/minで弾丸をぶち込まれ、
服はおろか頭皮からつま先まで全ての生皮剥がされて内臓まで露出してるんですもの

グレートですぜ、こいつは。
……あれ?
あくまでも慶子の防御力の秘密は、カーボンナノチューブ製の骨格にあり、
骨格のない腹部に弾丸ぶち込まれるとヤバいという設定だったような……?


しかし、死なない限り傷を負えば負うほど強くなるこのサイヤ人体質、
ご都合主義&強力過ぎて、バトル物では濫用しない方がいい気がしないでもありません。
今回の生皮全剥ぎ全裸事件についても、
『次に生えてくる慶子の皮を防弾仕様にする布石』
と思えますし。
しかも、敵にもHiPS持ちが増えそうな雰囲気が出てきたり。
個人的には、リッツォをさくっと殺して次に進めてほしいところですがどうなることやら?
今話がやたらと大きくなっているのは、
『リッツォを殺した後のストーリー展開の布石』
だと思いたいところ。

2009年04月19日

今週のNEWCOMER

サブタイトルを書けなくなったのは、
最近バンチを買っていないからだったりする。
あんまり購買意欲が沸かないというか。
……有名作の続編モノにすがるのみならず、
ジャンプ編集部をネタにして漫画書くのは流石にどうかと思う……
堀江氏の「俺がジャンプ黄金時代を築いた」的な態度も、
「バンチは編集部のレベル高いんだけど、絵の上手い漫画家はジャンプ行っちゃうから」発言も、
どうにもいけ好かなく感じるんだよなあ……

閑話休題。
今回のNEW COMERは、

『バガーノ死亡確認』
『慶子、いつものように逆ギレ』
『リッツォ復活』

以上。
……ゴッドサイダーセカンドもいつ終わるかと結構ハラハラしていたのだが、
NEWCOMERはそれにも増してヤバさを感じるというか……
もともと、そこまで風呂敷を広げるタイプのストーリーではないと思うし、
短命に終わってもそれはそれで順当な結果だとは思うのだが、
なんというか、ここ数週間は色々と詰め込みすぎな気がする……
大丈夫だろうか?

2009年04月12日

NEW COMER感想……さらば! ドン・バガーノ!!

リッツォとディーノの戦いからまあ色々とありまして、
ニコのために散々尽くしてくれた2代目ドン・バガーノが敢え無く凶弾に斃れました。
黙祷。
悪人ヅラだったけれども、いい奴だったよアンタ……
……まあ、隣に『神の薬』の原液がいるわけで、
まだ完全な死亡フラグというわけではないと信じたいが……
どっちにしろ、ミケーレ一家はもうおしまいだろう。

というかこの漫画、原題が『ミケーレ一家の受難』じゃないかと思うくらい、
ミケーレ一家のとばっちりがひどい。
一家の面子を潰した若僧をブチ殺したら、
逆恨みで手下数十人から側近、ドンまで殺されるわ、
ブチ殺したと思ってた若僧が実は生きてるわ、
その若僧に「こんな奴ら殺されて当然」とまで言われるわ、
2代目ドンが先代暗殺の犯人に懐柔されてるわ、
その2代目からの指令でバーを張ってたら対象外の奴にボコられるわ、
その言動の怪しさを指摘された2代目がありえない不祥事をやってのけるわ……
正直、ミケーレ一家の残党にニコが殺されても文句は言えないと思う。

ところで、今回の展開は何か違和感を感じると思ったら、
今回は巻来功士漫画にしては珍しく『友情』が押し出されているかららしい。
巻来功士漫画のテーマは基本的に『エログロヒューマニズム』なのだが、
そこで描かれるヒューマニズムのほとんどは『男女間の愛』ないし『家族愛』で、
『男同士の友情』が描かれることは少ないんだよな。
ゴッドサイダーやグリーンアイズにおける男同士の人間関係においては、
友情というよりは仲間意識だとか、もっと普遍的な人間愛が押し出されている気がする。
本当に真っ向から『友情』を描いたのは、
ギルファーのロボットと少年のエピソードくらいかもしれない。
(瑠璃子女王だけは全部読んでいないので、そちらにあるかどうかは不明)

にしても、最近の展開がまたごちゃごちゃとしてきたぞ?
……もしかして、アンケート結果がヤバくて急激なてこ入れをしているのだろうか……?

2009年02月07日

NEW COMER VOL:30 戦いのレベル

<あらすじ>

人が宙に浮く究極のバトル!!(アオリ)

リッツォに吹っ飛ばされたかのように見えたディーノだったが、
彼もまた跳躍により衝撃を殺していた。
しかしそこは百戦錬磨の殺人者リッツォ、
ディーノの着地タイミングに合わせて攻撃を仕掛けに向かう。
ところが、リッツォの拳がディーノの足に当たるかと思いきや攻撃はすりぬける。
ディーノは看板につかまり、再びリッツォの頭上へと舞い戻っていた。
そのまま器械体操の如く一回転し、リッツォに浴びせ蹴り。
それを紙一重で避けるリッツォ。

ディーノの素人らしからぬ動きを見て、
リッツォはディーノがF・A・Sのレベルを4まで上げているのではと推察。
F・A・Sは身体機能の強化倍率をレベルによって制御しているが、
レベル4まで高めるとあまりにも大きすぎる負荷のために、
装着者の肉体にダメージが及ぶという。
そのため、F・A・Sを戦闘に用いる場合、レベル2~3で用いるという。

だが、ディーノのF・A・Sレベル設定は3。
彼の強さの秘密は他にあった。
彼は、リッツォへの復讐の為、イスラエル軍にて格闘術クラヴマガを学んだのだ。
そこへ唐突にリッツォの回想。
リッツォがアフガンで殺した男が『神からいただきたもうた薬』について言及する。
その男をリッツォがきっちり殺して回想終了。
クラヴマガ戦闘術によりリッツォを圧倒するディーノ。
リッツォに組み付き、その首を快音と共にへし折る。
その様子を見たリッツォの仲間は、「神の薬」が必要かもと口にする。
ところがどっこい、突如嘔吐してリッツォから離れるディーノ。
先の快音はリッツォの首が折れた音ではなく、
リッツォの肘打ちでディーノの肋骨がへし折れた音であった。

実はリッツォは全力で戦っていたのではなかった。
彼のF・A・Sのレベル設定はもともと『2』。
それを『3』まで高めたのであった。

「素人が…たかだか一年軍で訓練を受けたくらいで
 生まれついての殺し屋のオレに太刀打ち出来るわけねえじゃねえか」

そしてリッツォはディーノに接近し、膝蹴りでディーノの頭部を粉砕した。
……かに見えたが、その直前、ディーノはF・A・Sのレベルを禁断の『4』まで高めていた。
バク宙で膝蹴りを交わし、そのまま両手を地面についてリッツォの顎に蹴りを一閃。
レベル4の負荷によりディーノの腕は砕けたが、
今度こそ攻撃はリッツォに命中(多分)。

「レベル…ブオウッ(4)!!」

変な悲鳴をリッツォが上げて以下次号。


……今回の話は、今までのエピソードのうち、
もっとも面白く最も質が高いように思われる。
息をつかせぬ攻防の応酬に、各所に組み込まれた伏線。
『神の薬』は勿論、F・A・Sのレベル設定についても着目したい。
戦闘に用いるレベルは3まで、4では肉体にダメージが及ぶとの説明だが、
作中のレベル設定用ダイヤルを見ると、レベルは5まで存在する。
まあ、これは有体に言うと『界王拳○倍』なのだが、
要するにディーノにとってもリッツォにとっても、
まだ力の引き出しはある、ということになる。

実力的にも物語内の立ち位置的にも、
どう考えてもディーノが勝てるはずはないし、
今回の描写でも基本的にはリッツォが一歩上をいっているのだが、
まだこの戦いの行く末はわからない。
慶子到着時点でどのような結末を迎えるのか、
そしてここに慶子がやってきたらどうなるのか、
いい意味で先が読めない展開である。
次号に期待。


……ところで、F・A・Sに何であんな無茶なレベル設定が存在するのかと思ったが、
F・A・Sは障害を持つ人が通常通りの力を発揮できるようにするために造られたので、
そもそも常人がフルパワーで使うことを想定していないのだなと気がついた。
……あれ、そうだとすると「力を地面に逃がす」という機構は必要ないはずだが……?
うーむ、安全装置的な意味合いか?

2009年01月31日

NEW COMER vol.29:激突


<あらすじ>

奪いし男と奪われし男――対峙の刻!!(アオリ)

ディーノとリッツォの戦闘開始。
まずはディーノが葵をリッツォへ向けてブン投げる。
パウルマン先生よろしくスピンしながら飛んでいく葵。
懐かしいなあ、パウルマン先生。
あまりの超展開に気をとられたか、
棒立ちになってパウルマン先生……もとい、葵の直撃を受けるリッツォ。
ディーノはその隙を逃さず一気に距離を詰めてパンチ。
リッツォははるかかなたにフッ飛ばされて再起不能(リタイヤ)。
その様子を見てバガーノは、
驚くよりもむしろディーノがリッツォを慶子よりも先にブチ殺してしまったことに焦る。
だがリッツォはくたばってはいなかった。
実はディーノのパンチを受けると同時に後ろへ飛んでダメージを軽減していたのだ。
そしてリッツォはディーノへ飛び掛り顔面へワンパンチ!

未曾有の肉弾戦で生き残るのは…!?(アオリ)


まずはF・A・Sを装着した者同士の戦い……
なんだけど、双方の実力的にも(記者vs殺人鬼)、
話の展開的にも、どう考えてもディーノが勝てるはずはない。
勝てるはずがないディーノがどこまで善戦するのかが見どころか。

そして、パウルマン先生と化した葵が、
衝突後に直ちに復帰して「リッツォ――ッ!!」と叫んでいるのに吹いた。
タフだな……

2009年01月27日

NEW COMER暫定感想

ここしばらくの内容を簡単にまとめると……

リッツォは慶子ママ開発のパワードスーツを装着し、
テロ撲滅を大義名分に惨殺、惨殺、また惨殺。
アメリカの偉い人はリッツォを不穏分子にぶつけようとする作戦敢行無事成功。
何しに来たのかわからないシゲ。慶子の正体に気づいたか?
一方、リッツォの根城に懐かしい人が出現。
リッツォに耳をそぎ落とされて火達磨にされたところをニコ達に助けられたカメラマンディーノ、
パワードスーツを強奪してリッツォへの復讐心を胸に秘めやってくる。
手始めにドM女葵に暴行。
そこに現るはバガーノ。
さらにはリッツォも現れ事態は急転直下。

そして相変わらずミケーレ一家の人は悲惨な役回りなのだった。


今作はやたらめったら登場人物が多いのだが、
ここで初期~最近のメンバーがある程度揃い踏みした。
リッツォとの対決も近いか?
というか、あくまでもリッツォは実行犯で、ラスボスはまだ先にいるからなあ……
ここであまり引っ張ってほしくないところだが。さて。

ところで、ディーノの耳が復活したりしてなかったりするのが気になった。
というか、明らかに耳が復活してしまっているコマがある。
単行本では修正されるだろうか?

2008年10月21日

NEW COMER <VOL.19:修羅>

<今週のあらすじ>
「てめえら全員脳ミソブチ撒けて死にやがれ!」
レオタード空手大炸裂で脳ミソ大乱舞ショー開幕。
撃たれる銃弾を骨で弾き返し、拳で、蹴りで大虐殺。
さらに怒りのままに車に乗り込み、
ミケーレ一家を皆殺しにすべく屋敷へレッツゴー。

「殺す
 皆殺しにしてやる!!」


というわけで、ますます盛り上がってまいりました。
このまま虐殺ショーがどこまで続くのかに期待。
……なんだけど、個人的にはニコライの仇としてミケーレを狙うのは、
ちょっと逆恨みではないかとも思ったり。
ミケーレがニコライを殺したのは一家の面子を保つためであり、それ以上でも以下でもない。
ニコライの行動はマフィアのしきたりを把握した上でのものであるし、
ミケーレの側からすれば、チンピラがハッタリ一つで自分達を利用しようとしたから、
それに対して自分達の世界のやり方で応じたに過ぎない。
姦計に嵌められて殺された慶子の父とは事情が異なるのではないか。
個人的には、バガーノの存在がこのエピソードに終止符を打つ鍵になるのではないかと思うが……

それはそうと、やっとこさ本作の『K』初戦闘である。
慶子の能力の要点としては、

1.カーボンナノチューブ製の骨による驚異的破壊力と耐久力
2.HiPS細胞によって生み出された人間を遥かに越える筋肉
3.HiPS細胞による驚異的回復力

といったところか。
頑丈な骨は銃弾をも受け付けない。
また、人間の上限を突破した力で攻撃しても自身の手足が破壊される事はない。
負った傷がたちまち治るほどではないものの、
眼球が飛び出すくらいのダメージはものの数ではなく、
時間をかければ鼻や唇、耳といった箇所が欠損しても復元する。
もしかすると、手足がもげたくらいでも回復できるのかもしれない。

とはいっても、完全無敵のバケモノというわけでもなさそうだ。
慶子の肉体で耐久力に優れているのは『骨』のみ。
今回の話では、指、頭部(こめかみ付近)、鎖骨に受けた銃弾を跳ね返しているものの、
銃弾を受けた箇所の皮膚や肉は破壊されている。
逆に言うと、今回は「たまたま」銃弾を跳ね返せる箇所で銃撃を受けただけで、
それ以外の場所……首や腹部などに銃撃を受けていたら大ダメージだったのではないか。
眼や口の中に受けたら即死するかもしれない。
なんにせよ、今回の慶子は基本的には「驚異的身体能力」を無闇に揮っているだけで、
それを上手く生かした戦いをしているようにはとても思えない。
真なる仇(リッツォ&坂入君?)を打ち倒すための、慶子の更なる精進に期待。

2008年10月10日

NEW COMER <VOL.18:悲叫>

<あらすじ>
ミケーレ邸へたどり着いた慶子の前で横転した一台の車。
その中から現れたのは頭部を半分吹き飛ばされたニコライの亡骸だった。
傷口から脳が溢れ出しているその無残な姿を見て呆然自失の慶子。
そこへ突っ込むは、ニコライ達を追いかけてきたミケーレ一家の車。
そのまま慶子にぶつかって、車は電柱に正面衝突したかの如くひしゃげる。
そしてなんか変なポーズではるかかなたに吹っ飛ばされる慶子
そのまま街路樹に正面衝突して今度は垂直自由落下。
さんざんである。
ちなみに、ミケーレ一家の人たちはエアバッグのおかげで無事。

バガーノは右腕に重症を負ったものの命を取り留めていた。
やっとの思いで車から這い出してミケーレ一家に保護されるも、
ニコライの変わり果てた姿を見て号泣。
バガーノを引きずって連れて行こうとするミケーレ一家に、
ニコライの敵討ちとばかりにナイフをブッ刺すトマーノだが所詮は多勢に無勢、
周囲からの射撃に斃れてしまう。

ミケーレ邸の前で繰り広げられる一大スペクタクルを、
ダリオはよせばいいのに激写。
一斉掃射を受けてかろうじて車の中に隠れるも身動きできなくなるダリオ。
ひたすら車へ向けて射撃しまくるミケーレ一家一員の横に、
街路樹の方から人影が迫りよる……
それは、
トップスピードの車と正面衝突⇒街路樹衝突⇒垂直自由落下
の三段コンボを経て変わり果てた姿の慶子であった。
右眼球は眼窩からはみ出し、体のあちこちでは筋繊維や骨が露出している。

「ゆ…許せ…ない…絶対に…許せ…ない…」

身も心もゾンビのようになった慶子を見て、
そのあまりにも異様過ぎる姿のためか「エ? なぜ?」と思わず素で返すミケーレの人。
その質問を無視して、とりあえずはみ出した眼球をはめ直してから右拳を脇にセットオン。
一気呵成に繰り出される慶子の拳は、ミケーレの人の胴体をブチ破った!


……ということで、お亡くなりになってしまったニコライ。
一話目でいきなりおくたばりになられた慶子パパよりも、
色んな意味でインパクトのでかい死に様であった。
旧作の優はサイボーグ化して甦ったが、流石にニコライに復活の目はないか……
なんにせよ、今回でようやっとこの漫画の本領が発揮されだした。
そもそもメタルKとは『ホラー映画の悪役チックな女主人公』というコンセプトの漫画。
今回のゾンビ慶子がミケーレの一員に迫る演出や姿はまさしくホラー映画の悪役であった。
そして正拳突きで人間を粉砕……シュールである。
だが、それがいい。
このまま次号もいい感じで無茶苦茶やってほしいところである。
……次号は休載じゃありませんよね?

ところで、今回のカラー扉の慶子だけ、
なぜか昔に近い画風で描かれているような気がする。
顔が幼い……

2008年09月21日

NEW COMER VOL.15:脱出

<あらすじ>
レオルーカの凶弾によりニコライが倒れたかと思いきや、
その銃声はニコライに放たれたものではなく、
ニコライを助けるべく特攻を仕掛けてきたチコの車へ向けられたものだった。
チコの助けで辛くもミケーレ邸を脱出したニコライだが、
銃撃で受けた脚の傷からはとめどなく血が溢れ続けている……
それを追うミケーレ達は、バガーノに重傷を負わせてでも面子を保つ覚悟完了。

一方、ニコライのヤサでは、警官達が慶子のレオタード姿を舐めるように見回していた。
ニコライの身を案じて彼の元へ向かおうとする慶子の前に立ちはだかるスケベ警官。
警官の制止を無視して進もうとする慶子を止めるべく、
スケベ警官は慶子(16歳)にボインタッチ!
思わぬセクハラに激怒したか、スケベ警官の乳を掴んだ腕に手刀一閃、
警官の腕は割り箸のようにへし折れ、
悶絶するスケベ警官をよそに慶子は前へ進むのであった。

……ようやっと話が盛り上がってまいりました。
今後、ニコライがどうなるかが見物だが……
個人的には、このままくたばってしまうのではないかと思う。
バンチの次号予告は、
「敵地に赴いたケイだったが最悪の惨劇を目撃する…!!」
だし、何よりもニコライは親父のナイフをミケーレ邸においてきてしまった。
こういういわくつきの物を失うのは、物語において甚だ演技が悪いのだが……
果たしてどうなる事やら?
……まさか、前作のユウのポジションになるなんてことはなかろうな?
慶子のちゅーとかで、なんとか細胞がニコライにも移植されるとか……
まさかとは思うが。

2008年08月24日

NEW COMER VOL12:軌跡

<あらすじ>
國生さんが脱いだ!!(2年ぶりに)

……いや、これは違う世界の話だった。
以下、今回のNEW COMERのあらすじ。


慶子父の仇、狂犬リッツォの行方を捜すべく、
犯罪組織カモッラの首領、ミケーレと相対するニコライ。
己の乳の刺青を見せびらかして交渉し、見事リッツォの居場所を聞き出すものの、
乳の刺青は実は乳の刺青ではなく乳の落書きだったため、
汗ばんで落ちてしまう乳の落書き。
乳の汚れに気付いたミケーレの部下がミケーレに耳打ちし、
印籠をなくした水戸黄門状態でピンチのニコライで以下次号。
その頃慶子はトラウマを克服すべく、
ヘンタイという名の紳士から教わった正拳突きに励んでいた(下着姿で)。


……ようやっと話が盛り上がってまいりました。
なんでこれまで盛り上がらなかったのか考えてみると、
主人公達が一切『行動』してなかったから。
ただ状況に流されまくり、あとは設定を説明するばかり。
今回は初めてといっていいほどに、
主人公メンバーがまともな行動を起こした回である。
あとは、未だに碌な行動をとっていない慶子が、
『主人公』として立ち回れるようになれば、
もっと盛り上がるのではないかと思う。
……早いとこ頼みますよ?

それはそうと、乳の落書きを見た時に、
『乳首に落書きしとる!?』と驚愕したのは私だけではないと信じたい。
落書きの場所は乳首よりも上でしたね……

2008年08月08日

NEW COMER新章

うーむ、今回で11話になるけれど、全く盛り上がらない……
とりあえず、慶子のホネがカーボンナノチューブで出来ているという事は良くわかった。

……しかし、ヤバイくらいに盛り上がらない。
アレな結果に終わった『ヘルバスター』や『霊牙』なんかでも、
話の盛り上がりはあちらこちらにあったけれども、
本作だと単行本1巻以上の話が出ているのに、それらしい盛り上がりが一つもない。
強いて言うならば、慶子とニコライの出会いくらいか。
前作のメインテーマであった『死んだ筈の少女の復讐劇』も始まらず、
『サイボーグvs改造人間』のような派手な見せ場も未だ出ず、
ただ淡々と話を積み重ねていくのみ。

長い連載のうち、少しくらいならそういう時期があってもいいのだが、
開幕当初からこのローテンションが続くと言うのはあまりにもヤバイ。
正直、アンケートもかなりヤバイ事になっているのではないかと思う。
旧作のファンですら見所に悩む内容を、一見さんが受け付けられるのだろうか……

私は巻来功士ファンではあるけれども、
それでも……というか、だからこそ言わずにはいられない。
このままではヤバイ。
過去の実績ゆえにある程度の連載期間が保障されているのかもしれないが、
そうだとするならば尚更ヤバイ。
そんなぬるま湯からはさっさと上がって話を動かすべきである。
ぬるま湯から出てきて本当に盛り上げようと言う時に、
既にほとんどの読者が離れていた、などという悲劇を防ぐためにも……


ゴッドサイダーセカンドも、
話が進んでるんだか進んでないんだか良く分からない時期がままあったけれども、
これはバンチ編集部の方針によるものなのだろうか……?
霊牙以前の作品だと、特にそういうことはなかったと思うのだが。

2008年07月08日

NEW COMER プロローグ終了

……うーん?
なんか金魚の糞みたいに切れの悪いプロローグだな……?
一体何を以ってこれまでの話をプロローグとしたのか?
本作の舞台はナポリ限定というのならわかるが……
せめて、プロローグ終了というのであれば、
二代目メタルK(完成体)と宿敵の対決という構図まで完成させて欲しかった。
というか、ここまでの話なら2~3話までで終わらせて欲しかったなあ。
1話目の5ページ目で慶子がフッ飛んでるぐらいのペースで。
ハンカチの匂い嗅いで勃起してるヘンタイという名の紳士の描写なんか、
こんな早い時期にやらなくてもよかったのではないだろうか。
少なくとも骸骨少女登場までは1話目で終わらせるべきだったと思う。

それはそうと、今回で慶子の無くなっていた鼻が復活。
削がれた耳が復活する日も近いのか? というかもうしてる?
そしてそれでも消えることのない額の弾痕。
謎である。

次号は休載。
バンチを探しに行かなくても済むぜ……

2008年06月27日

NEW COMER Vol.6

全開でやっと主人公が出てきてようやく盛り上がるかと思われたが……
今回もまだ停滞気味。
個人的には、慶子が如何にして髑髏ロボットになるのか、
というところまでさっさと終わらせてしまった方がいいと思うのだが。
うーん?

しかし『REVENGER METAL K II』とは銘打っているものの、
セカンドの時ほど前作と似通わせるつもりはなさそうではある。
今回の慶子は髑髏ロボットというよりもむしろ、
強化人間という意味合いが強そうであるし。
ところで、第1話掲載時のパンチの表紙を見ていて気になったのだが、
切り取られた慶子の耳は再生しているけど、
眉間に喰らった弾丸の跡は残り続けるのな。
クロ焦げ骸骨人間から並みの人間程度まで皮膚が回復するのなら、
弾痕くらい治ってもいいような気が……?
ふむう。
流石にこの展開が半年続いたらヤバイと思うので、
10話くらいまでにはプロローグを終了させて欲しいところだが……
今のペースだとまだまだかかりそうだろうか。

とりあえず本連載が『ヘルバスター』の二の舞にならないことを祈ります。

2008年06月12日

NEW COMERのこと

長々と書いた文を間違えて消してしまったので、ふてくされて寝ることにする。

書いていた文の概要は以下の通り。

・正直、NEW COMERはあまり面白くない
・プロローグばかり続いていて、肝心の主題が全く見えてこない
・1話目で作品のテーマや世界観を提示することは漫画の基本
・1話目で読者を惹きつけられなければ、
 それ以降で話が盛り上がってもその時点で誰も見ていないおそれがある
・巻来先生は固定客のついた古株作家だし、
 バンチの他の連載も言語道断以下な内容なので、
 そう簡単には切られないとは思うが、
 あんまり悠長に進めないほうがいいとは思う。

以上。
このほうがあっさりしてて見やすいかも?

2008年02月01日

天地創造編 最終話 宇宙へ

壮大なるサーガは今終結へと向かう!!
己の命すら断ち切る哀しみの一撃!!(アオリ)


「過去の私を殺せばお前は存在しなくなるのだぞ霊麒――っ!!」
「……これで…終わりだ…」

霊麒の五大元素聖剣がルシファーの左肩から脚部にかけて深々と食い込む。
その瞬間、霊麒と絶対神は共に散り散りの細胞と化してしまう。
二人の細胞は溶け合い、一匹の蝶へと姿を変えた。

(れ…霊麒…私は…消える…のか…?
 消え…去って…しまう…のか…?)
(そうだ…オレと…そして…みんなと…一緒に…)


そして霊麒は散っていった皆の下へ旅立つ。
光の中で微笑み全裸で霊麒(とついでに絶対神)を迎えるかつての仲間達。
霊輝、智子、利盈、有光、沙麗央、ロクサーヌ、オーディン、ヴァルキューレ、竜子、ベリアル、
ロキ、シグルド(最終話にしてようやっとその存在を思い出されたらしい)……

そして尊越様!!

他のみんなは微笑んでいるのに何故か1人だけ渋い顔つきの尊越様。
目元が影になっている尊越様。
最後ぐらいちゃんと締めようよ尊越様。

そんな1人だけ浮いてる奴がいるけれど、
それはそれとして皆で霊麒を涙ながらに抱きとめる。
その中で一人ごちる絶対神。

(…………
 そうか…わかったぞ……
 あのリリスの瞳からこみ上げてくるものの意味が今…わかった…
 …この世の苦しみ…悲しみ……そして…懐かしい暖かさ…全てが…
 生きるという事…)


現在の新地球では、太陽をバックに涙を流す絶対神の顔が浮かび上がっていた。
それを眺めるシミチン達。
と、見る間にその泣き顔が笑みを浮かべる別人の顔に変わる。

「あ…あれは……あの顔は間違いない
 あの顔はオレの…友達の顔だ
 親友鬼哭霊麒の顔だ」

太陽に浮かぶは霊輝も含めた歴代十天闘神+尊越様の顔。
どんな表情を浮かべてるか顔が隠れてわからない沙麗央と、
なぜか真顔の霊輝を除き、皆一様に笑顔をたたえる十天闘神。
そしてなぜかここでも仏頂面&影になってる怖い目つきの尊越様
だから最後くらいキチッと締めようよ。
……いや、キチッと締めてこれなのか尊越様。むしろこれが正しい姿なのか尊越様。

「…たとえ消え去っても…お前の姿はいつまでもオレ達の心に焼きついているよ…
 ありがとう…霊輝…
 お前こそ永遠に……オレ達の神だ…」


こうして地球は霊麒の活躍によって救われた。
そして地球から飛び立つ一匹の蝶。
と、その蝶がふと宇宙空間に溶けるように消えて行く。
蝶は次元の穴の中に迷い込み、次元を超えて別の世界へ到達しようとしていた。
その蝶が行き着く先で見たものは……


………
……


無数の悪魔を従えて立つ魔王。
その掌には妃リリス。
両サイドを固めるは魔界の副王ベルゼバブ様にルキフグス。
そして彼らに立ち向かうは……

霊気、流璃子、阿太羅、マリガン、ジェミニー、法粛、キョウ(←漢字出ない)!
それは懐かしの初代ゴッドサイダーにおける十天闘神の面々であったッ!!
トミー、陀華桜と密桜、アスタロト、行仁様は参加していないッ!!
前作のシチュエーションではあり得なかった光景ということからすると、
前作の人物こそ存在するもののそれとは異なる別次元ということになるのであろうか。
そしてまた別の世界でもまた、神の側と悪魔の側の戦いの火蓋が切られようとしていた……


長い間ご愛読ありがとうございました!!(アオリ)


ゴッドサイダーセカンド…完

2008年01月28日

天地創造編PART29 最後の一撃

霊麒に…人類に為す術はないのか!?
終焉の刻!!(アオリ)


絶対神より放たれる『無限総方向破滅光』により霊麒は消し飛び、
さらには地球が再び崩壊して行く。
破滅光により消し去られてゆく山、森、そして新生物。
そして破滅光が人間達にも降り注ごうとするその瞬間、
絶対神は己の背後からいるはずのない霊麒の言葉を聴く。
その瞬間に破滅光の照射が止まり、
のみならず絶対神の両腕が風化するように崩れ落ちて行く。

(……神など…触れずとも殺せる
 信仰心ある者が全て消滅すればその者はすでに神ではない
 神とは慕われ尊敬されなければ存在できない…
 それでも存在する者は…悪魔となる)

霊麒は確かに絶対神の側にいた。
遥か時を越えた前地球の天界にて、反乱を起こす前の天使長ルシファーの元に。
霊麒は光を超えるスピードで宇宙の果てまで向かい更に舞い戻ることで、
過去の時間へと飛び越えることができたのだ。相対性理論の怪しい解釈。
そこで霊麒は五大元素聖剣を振りかざしルシファーの両腕を切断。
ルシファーをかばうリリスに対し、「オレはあなたの孫だ」と涙ながらに語りかけるも、
邪魔者扱いしてさっさと押しのける霊麒。
絶対神も霊麒と同様光速移動することで過去へ向かうが、
既に霊麒を止めることはできない。

「お前は知っているのか!?
 まだ契りを交わす前の私を…ルシファーを殺せば!
 お前達鬼哭一族は存在しなくなる
 全て消えうせてしまう事を!!」

その言葉に耳を貸さず、霊麒は五大元素聖剣をルシファー向けて振り下ろした。


次号、衝撃の最終回!!
全ての結末を迎える!!
(アオリ)

2008年01月27日

天地創造編PART28 八百万の王・鬼哭

絶対神に立ち向かう光!!
史上最強の一対一!!(アオリ)

瘴気と化した怨念をその身に浴び、再び舞い上がる人影。
それを絶対神は再び『魔滅神光』で粉砕するが、それが貫いたのは残像に過ぎなかった。
光を越える速度で動き、絶対神の背後を取るその影の正体はまさしく鬼哭霊麒。
ただし胸元の梵字や鎧の肩部など、ディティールに若干の変更が。
霊麒の細胞は箱舟と化した岩盤に植え込まれており、
絶対神の進化光を受けることでその肉体を再生することができたのだ。
そして霊麒は語る。

「オレは鬼哭…霊麒であり…また霊輝であるやも知れん…
 そうだ…たしかにオレの中には父が…
 そして死んだ全ての者達がいる」

霊麒の周りには歴代登場人物達のイメージ映像が。
霊麒の胸元でスマイルの智子、
何故か中央で大きく目立ってスマイルの厘利盈、
その肩に隠れるようにしてこっそりスマイルのヴァルキューレ、
その隣にそれなりの大きさでスマイルの竜子、
霊麒の顔の影で隠れるようにスマイルのオーディン(こっそりしてる兄妹……)、
霊麒の右側で仲良く真顔の有光と沙麗央、
なんとなくスマイルのベリアル、
コマの端でスマイルのロクサーヌ、
にこやかに微笑む(not邪眼)のミカエル尊越様。
仏頂面のロキに鎧とコマの壁に挟まれて苦しそうな冥界王、
なんとか顔全体が映ってるペルセポネー、
そしてかすかに笑みを浮かべるベルゼバブ様までも。
……シグルドが入ってないのは、巻来先生に存在を忘れ去られたからでしょうか。

仲間達の集合意識によって本当の「八百万の王」の力に覚醒した霊麒。
そして霊麒に降り注ぐは外宇宙からの「宇宙爆発(ビッグバン)の光」。
全宇宙に生命を行き渡らせるというその光は霊麒に語りかける。
絶対神を倒せと。
表面の美しさしか理解できない精神的未熟さを持つ者を神にしてはいけないと。
宇宙の未来を考えられない者を絶対神にしておいてはならないと。
外宇宙のスゴイ何かにダメだしされまくりな絶対神。

それでも絶対神は、生と死の繰り返しによる苦しみが続く世界を否定し、
全銀河を消し去ってでも自分の理想を貫き通すと聞く耳持たず。

「……違う
 それだけではない…
 生きるという事はそれだけではないと…
 まだ分からないのか…祖父よ」

本作の最終的なテーマに繋がりそうな台詞を口にする霊麒。
そしてこの期に及んで解説役に徹したシミチンが顔を出す。
絶対神を中心にして放たれる「無限総方向破滅光」。
その外見はパラボラアンテナ。シミチン談。
パラボラアンテナから放たれる光が全てを包み込む。
というか、シミチンはパラボラアンテナを見たことがあるのか?
というかそもそもパラボラアンテナは全方位に波を送るためのものなのか?
そんな疑問はさておき次号へ。

最後の希望が今消え去る…(アオリ)

天地創造編PART27 怨念の渦

絶対神を惑わす謎の物体…!!
立ちはだかるは巨大なる魔王!?(アオリ)

謹賀新年 全人類に繁栄と幸福を!!(巻来先生メッセージ)


瘴気の中で蠢いていたモノは巨大な翼と角を持つ人型と化す。
その姿はかつての絶対神……『魔王』の姿に酷似していた。
『魔王』の姿を見て驚く人間達。
そしてその禍々しい姿を前にショック死する新世界(not大阪)の住人達。
寿命は長いが精神的には脆かった新生物。
絶対神によって殺された前地球の無数の生命が遺した瘴気が、
宇宙中から『魔王』に集まって行く。

『魔王』は絶対神に語りかける。
絶対神が魔王と化したのは、
虐げられたもの達に希望を与えること……
彼らの怨念というマイナスの力をプラスへと変えていくためだったということ。
マイナスの力はプラスの力を生み出すために不可欠なものであること、
それが宇宙の真理であるということ。
マイナスの力が存在しない新たな地球に生まれた完璧な生命達は、
その力を持たぬために何も生み出せない人形に過ぎない。
『魔王』は絶対神を糾弾する。
新しい地球は何も生み出さない、かわいい人形を並べただけの遊園地だと。
絶対神の自己満足感を優先させた邪悪な精神を映しただけの展示場だと。
そして『魔王』は問いかける。

「正気に戻った絶対神であるお前が創りたかったのはこんな物だったのか…
 彼らのように失敗を繰り返しながら成長し
 やがて全宇宙に生命を行き渡らせる事が出来る種…
 自由でたくましい種を創りたかったのではないか…」

『魔王』に指差されるシミチンJr。
それはそうと『魔王』は絶対神に襲い掛かる。
『魔王』の豪腕から繰り出される一撃を避わし、
『魔王』へ向けて『魔滅神光(ゴッドライト)』を放つ絶対神。
その一撃で『魔王』は粉々になるが、
その頭部を内側から割って何かが飛び出した。

「わ…私は…
 お前…から生まれた…もの…かも…知れない…が
 お前の所有物ではない
 私は誰からも自由な存在…
 自由なる種なのだ!!」


今、正義の輝きを解き放つ!!(アオリ)

天地創造編PART26 狂い始めた完璧

絶対神ですら予期せぬ出来事が…!!
完璧な世界に生じた唯一の亀裂!!(アオリ)

……つーか絶対神にとっては常に予測不可能なことばかり起こってた気がしますが。


閑話休題。
絶対神がアララト山に感じたもの。
それは瘴気。
負の怨念から生み出される悪しき力。
それはこの完全なる世界にはあってはならないもの。
そして人型の地割れに囲まれた場所にある森から、
新しい世界の住人達に向けて矢が放たれ、彼らは次々と射殺されていく。

アララト山の洞窟の中には原始人ルックに身を包んだ人間達が……
そしてその内にはなんと我らがシミチンと石山さおりの姿があった。
矢を放ったのは彼ら旧人類の息子達であった。
嬉々として獲物を殺し、喰らい始める人間達。
洞窟から現れた旧人類(シミチン)達の姿を見て絶対神は全てを悟る。
彼が放った類人猿細胞破壊光のうち霊麒を貫いたものだけは変質し、
その光が降り注いだ人型の地域にいた生物は生き残ることができたこと、
その人型の地域だけは地球破壊の際にも原型を留めて残り、
新たな地球を生み出す際にその材料として引き寄せられていったこと、
その内にいた人間を初めとする生物は天地創造まで生き残ることができたこと、
そして絶対神の放った進化光を彼らも受け、
驚異的スピードで地中で繁殖していったこと……
どうでもいいのですがここのイメージ映像、
明らかに1人だけ3つあるうちの真ん中じゃなくて、
一番後ろに入れてるやつがいます。
……繁殖できねーだろ、それじゃ。

閑話休題。
またも犯した失敗によって動揺する絶対神だが、
彼の気付かぬところでは人間以外の異形のものたち……
かつて「悪魔」と呼ばれたものたちも蠢いていた。
そしてその中から何かが生まれようとしていた。

不可思議な物体の正体は希望なのか絶望なのか!?(アオリ)

天地創造編PART25 天地創造

すべての不安は取り除かれ……
忌まわしき生物はただ忘却の彼方へ――(アオリ)


絶対神の前に敗れた十天闘神達は宇宙のチリと化し、
後にはただ1人絶対神だけが残った。
そして絶対神は、自分の理想を体現した新たな地球を生み出す。
「光あれ!!」
集められた宇宙の塵から太陽系が再構築され、
さらに絶対神の進化光によって地球に新たな生命が芽吹きだす。
それは他者を捕食することなく生き続ける、
欲も持たず争いをすることもない、まさしく理想の生命体であった。
そしていよいよ自らの尖兵たる神の側の人間を生み出そうとした絶対神はふと気付く。
再構築された地球上になにやら不穏な気配を感じることに。
その地はかつての地球においてノアの箱舟が流れ着いたとされる、
霊峰アララト山に酷似していた。
そしてその山には霊麒に似た人影が刻まれていた……


霊峰に刻まれたこの形状は…!?(アオリ)

2008年01月12日

巻来功士インタビュー in STUDIO VOICE

というわけで、巻来御大の3ページに渡るインタビューが掲載されているSTUDIO VOICEを購入。

『メタルKが第2話から巻末だった理由』
『メタルK10話完結の真相』
『ゴッドサイダー(無印)のアンケート結果)』
『ゴッドサイダーとジョジョの雑誌内ポジションバッティングについて』
『ザ・グリーンアイズは担当との相性が悪くて不完全燃焼』
『セカンドの次はメタルKみたいなものを描きたい』

などなど、興味深い話がてんこもりのインタビューである。
これは是非とっておかねば……


………
……

あと、巻来功士とは関係ないんだけど、
とりあえずこれも言っておきたい。

この更科修一郎って一体何様よ?

つーか、巻来先生インタビューの最中に、
いちいち荒木飛呂彦インタビューのこと持ち出さなくてもいいですから。
というか、このカスを含めた自称評論家どもがうだうだくだらねー事語り合ってる部分は、
読んでて本当に不愉快になる。
『自分達の主観=客観的事実』と勘違いした連中の典型例。

『作品批評に好悪と優劣をみだりに混同する勿れ。
 好悪は個人の自由なり優劣の烙印を押すは
 自己の見解を天下に強要することなればなり』
by山田風太郎。

ここに臆面もなく自己の見解を天下に強要してはばからない連中がいる!!
これだ! これだ! こういう連中が大ッ嫌いだから俺は、
世の『評論』『批評』という行為を受け付けないのだッ!!

2007年12月17日

天地創造編PART23&24

というわけで絶対神の前に皆敗れて地球は木っ端微塵。
何のために甦ったかわからない十天闘神はさておき、
まさかシミチンと石山さおりまで死んでしまうとは……
ミスターサタンよろしく何があろうとも生き残るかと踏んでいたのだが。

ところで、今回の話数は『PART24』。
そして最新刊は『PART20』で終わっている。
最新刊巻末のアオリ文句を見ると次巻が最終巻となるらしいので、
逆算するとセカンドはあと5~6回くらいで完結することになる。
さて、どう収拾つけたものでしょう。

2007年11月24日

天地創造編PART22 超絶なる力

今回の展開――

・流れ弾を喰らったリリス死亡。
・かすり傷で呻いてるだけの十天闘神。
・もう何度目になるか忘れた天変地異。
・落雷で身を伏せるシミチンと石山さおり。
・光を見る悪魔。
・霊麒、絶対神を五大元素聖剣で攻撃。
・絶対神、殺人ビーム発射で次号に続く。


死者の楽園編終盤のような展開というか、
1話だけ見てもあまり話が進んでいないような気がするなぁ。
強いていうなら絶対神の予定表公開と、
何らかの伏線になる『光』くらいのものか。
リリスはもういてもいなくても関係ないのでどうでも良し、である。

しかし、「絶対神超すげえ展開」が続いてるけれども、
外宇宙の超スゴイ何かから八百万の王として認められた霊麒はどれだけスゴイんだろう?
絶対神はあくまでも、超スゴイ何かから「地球を創造しろ」って言われただけの人で、
「地球の範疇に収まりきれない存在」認定された霊麒の方がスゴイような気がする。
その割りに、シャコ人間に殺されかけたりしてますが。

それにしても、殺人ビームこと「類人猿細胞破壊光」……なんちゅうネーミングだ。
これまでの展開からするに、たとえ直撃しなくても、ヒトの細胞を持つ者は、
その傷口から侵食されて死に至る、というパターンだと思うが……
ヒトどころか神も側の人間をも超えた「八百万の王」には効かないとかそんな感じ?

2007年11月11日

天地創造編PART21 血族の願い

全てを消し去る決意を固めた絶対神の指先から放たれた『暗黒光』によって、
地球はトムとジェリーに出てくるチーズのように穴だらけに。
そして『暗黒光』に巻き込まれたリリスは右足を失い瀕死の状態に。
リリスは必死に絶対神に対してルシファーの心を取り戻すよう懇願するが、
絶対神は完全無視して再度『暗黒光』を発射。
ブラフマン霊麒の太陽砲と尊越様のアブディエル旋風剣が『暗黒光』と衝突するも、
完全に力負けしてしまい、ますます地球がチーズ状態に。

人間の、悪魔の、そして神の側の人間の運命や如何に!?
連載終了が近い今、既に背景と化した十天闘神に活躍の機会はあるのか!?
そもそも彼らが復活した意味はあるのか!?
ちゃっかり仲間に立ち返っているベリアルに突っ込む奴はいないのか!?
尊越様の言っている事と絶対神のやっている事に大差ない気がするのは私だけなのか!?
絶体絶命の状態で次号へ続く!!

2007年11月06日

天地創造編PART20 真相

ということで、葛藤する絶対神から生まれでた分身がルシファー=魔王、
そして絶対神に立ち返ったルシファーがラスボスという、微妙な展開に突入である。
ドムゴォー魔神はいずこへ?

ところで、人類の戦いを描く場面、槍や盾で武装した人間達が戦うのはともかく、
銃器や戦車まで持ち出すのはどうなのか?
少なくともルシファー追放は相当昔のことだと思うのだが……

そして『生きるために他者を喰らう事、それ自体が業であり罪である』という、
決して踏み込むべきではない領域に踏み込んだ本作品。
一体どのような結論を出すというのだろうか……?
この手の問題を扱うのはかなり難しいと思いますが。
『うしおととら』なんかを思い返してみると、
潮が人間を食う妖怪(衾とか山魚とか)と戦う動機は、
「妖が人間食うのが気にくわねえ」という潮個人の主張に基づくものであり、
「妖が人間を喰らうことは許されない」ということが、
物語の中で主張されているわけではなかったりする。
人間が豚牛を喰らう動機をどうしても正当化することができないからである。

さて、結論はどうなるのであろうか……
流石にこの問題を持ち出されると『人間愛で万事解決』ないつもの巻来節は通用しないのだが。
何事もなかったかのようにこの話題をスルーして、
「てめえ ゆるさん! 戦う」とばかりにバトルだけで終わらせるか?
強いて言うなら、絶対神の言ってることが今でも「お前が一番混乱しとるわ」というのがミソか。

「なんかよくわからんけどとりあえず生命生み出したけどダメだったんで、
 なんとなくオメーら全員ぶっ殺して最初からやり直したる。
 そうすればうまくいくから。きっと。たぶん」

とは一体どんな理屈なんだ!?
失敗と判断したならしたで、何でそうなったのか理由ちゃんと考えないと、
もう一回同じこと繰り返すぞ絶対神!?

そして一番意外だったのが、神の尖兵として数々の非人道的発言及び行為に明け暮れていた、
尊越様=大天使ミカエルが地上の全てのものを守るために絶対神と戦おうとしていたことである。
あンたの言ってることも相当おかしかったぜ大天使様……

エンディングが見えてきたところで以下次号。

2007年10月14日

天地創造編PART17 天使長対大天使

「……これ以上近づく事は出来ませんぞ…
 ルシファー様…」

「………この期におよんで正体を隠し続ける事はないでしょう…大天使様」

「エッ」

「な…なんだあれは!?」

「尊越様が巨大に!?」

「……お久しぶりですね
 大天使ミカエル様!!」

「尊越様が大天使!?」
「そんなバカな!!」


というわけで、とうとう尊越様がその正体を堂々と明るみに。
というか十天闘神の面々の驚き方に素で笑ってしまった。
「そんなバカな!!」って。それはこっちの台詞だッ!!

というか、全力で話をまとめに入っているように見えますが、
もしかして今作は『天地創造編』で完結なのでしょうか。
「『神の側の人間』は神の為に戦うのか、それとも人の為に戦うのか」
という作品テーマも大した掘り下げもなく「生ある者のために戦う!」の一言で片付けられてしまった。
ふむう……

絶対神の右半分は髑髏、左半分はルシファー。
単純に考えればルシファーには絶対神の血が流れてて、
んでもって絶対神は大分前から故人であったと?
ふむう……

2007年09月23日

ゴッドサイダーセカンド 天地創造編PART14 天界出現

「……なぜ…だ…?
 …なぜ……神…は……目の前の惨劇を止めない…?
 あなたが創造した人間が…死に絶えてゆくのを…
 なぜ…そのまま見過ごすのだ?」

「そ…そうよ 神様なんてなんにもしてくれなかった
 私の家族が死んだ時も妹が死んだ時も!!」

「…………これが「最後の審判」というわけか…
 人間や……他の生物全てを生と死により分ける最後の時だと
 あなたはいつもそうだ……
 人々はただあなたに祈るだけ……
 あなたは死にいたる人々をただ冷徹に見つめ続けるだけ
 なぜだ!! 無限の力を持っているというのに!!
 なぜあなたはいつも罰を与えるだけなのだ!!
 なぜ民の救済の願いを聞き入れてはくれないのだー!?」


やはりこれがセカンドのテーマなのか?
そして、自爆寸前のロクサーヌが魔王にビーム当てた時に嬉しそうだったり、
死にゆく十天闘神を捨て駒同然に扱っていたり、
操られているとはいえかつての仲間を容赦なく殺すよう他人に偉そうに指示したり、
とにかく凶悪さが目立つ尊越様の言動は、
まさにこのテーマの為によるものなのか?

……とはいっても、まだ天界の住人?は尊越様だけしか出てない現在、
尊越様だけで天界のことを判断するのは早すぎるかもしれない。
というか、天界には今も住人がいるのだろうか?
初代のように、すでにもぬけの殻になっていたりしないだろうか?
神は『何もしない』のではなく、『何も出来ない』のではないだろうか?
(少なくとも、新・黙示録戦争編では、天界を目指す魔王に向かって浄化の雨を降らせていたが)
以上の答えは次章……
そしておそらくは、セカンド最終章で明かされるのではないだろうか。

そして、天界の門が破壊された瞬間に、
審判の書も消滅しているわけだが、
これは一体どのような意味があるのだろうか……
死者の罪を記す書が消滅したことで、
死せる者は勿論、生ける者にどのような影響があるのだろうか。
とりあえずは待て次号、というところか。

2007年07月07日

ゴッドサイダーセカンド 天地創造編PART5 魔樹の森

「人間を…殺したいと思っている者ばかりじゃない
 オレ達は人間達と畑を耕す事が嬉しかった
 あの時は本当に心が溶けあったと思った
 (中略)
 しかし神とは戦う!!
 オレ達を天界から追い出し荒れ果てた地上を見捨て
 天界でのうのうと生活す神々を許すことは出来ない!!
 自分達が創り出した人間が絶滅しようと高みの見物を決め込む
 それが神なのだ!!

 お前達神の側の者はそんな神々の兵隊なのか!?
 それとも神が創った人間の守護者なのか!?
 答えろ神の側の者よ!!」


物語も最終盤へと向かいつつある今、
初めてゴッドサイダーセカンドのテーマが明確に提示された。

自由を求める魔王を疎んで天界から追い落としたミカエル(神?)への恨みが魔王の行動理念。
確かに人間の血肉を喰らうことだけを喜びとする小悪党的悪魔の側の者もたくさん居たけれど、
ベリアルやムルキベルなど、単純に『悪』と定義づけられない悪魔の側だっていた。
今作では『悪魔』と『悪』を同一視していない。

その反面、今作では神の側の総元締めたる尊越様の非人道的な言動が目立つ。
私もそうだが、本作のファンの多く(多分)はこれをネタ的なものととらえるか、
あるいは尊越様ラスボス化への伏線とだけ捕らえていたが、
どうもそれだけではなかったらしい。

今作では『悪魔=悪』の図式が成り立たないのと同様に、
『神=善』という図式もまた成り立たないのだ。

尊越様の行動理念は、あくまでも『神のために悪魔を滅する』それだけであり、
そのために人間が死のうが神の側の同胞が死のうがまったく躊躇わない。
魔王を筆頭とする悪魔の側もそれと同様であり、
例えば最近の展開を見る限り、神の側を滅ぼすために人間を犠牲にすることを多くの悪魔は厭わない。
実は神も魔も人間にとっては同じような存在でしかないともとれる。

そして今回の名もなき悪魔の側の者の言葉。
それに対する回答や如何に……
と今回は引っ張っていたけれど、すでにこの答えは出ている。
毘廬遮那を守護神に持つ最強の神の側の人間であり、
魔王の血も受け継ぎその後継者と目されていた霊輝は、最初から最後まで人間の味方だった。

「オレを幼い頃から育んでくれたこの世界を…
 太陽の煌き…風の囁き…森の息吹き…そして人間の世界を壊させないため…
 そこで出会い生活し…人間として愛し合ってきた妻との…
 智子との想いを壊さないため…オレと智子はいかなる破壊者とも闘い続けることを誓ったんだ!!」
「人間のため…人間という神が創った出来損ないの為に…
 父であるワシと闘うというのか!?」


前作では神と魔、光と闇、善と悪という比較的単純な2項対立がメインに置かれていた前作と今作は明らかに違う。
人魔ハーフであるオッド族のシグルド、神にも魔にも属せぬ邪神ロキといった『半端者』達も登場し、
そして彼らは自分と同じ境遇にある霊輝や霊麒に想いや希望を託して死んでいった。
神にも魔にも属さないという意味では、人間もまた同様である。
つまりゴッドサイダーセカンドとは半端者の代表が半端者達のために闘う物語なのだ。


ちなみに、今回悪魔の側の者から疑問を投げかけられた3人のセレクトが興味深い。
幼い頃から純粋培養の神の側の者として育てられたが
阿修羅王の力に目覚めた後は『人間の味方』として目覚めた厘利盈、
神の側としての使命を捨ててまで母親を助けようとしたロクサーヌ、
そして悪魔の側から神の側に転じた竜子。
もしかしたら、冥府からこの3人だけが帰ってきたことも、
この物語のテーマと何か関係あるのかもしれない。
もしもこの推測が当たっているならば、あの3人が尊越様に戦いを挑む、
という展開があるかもしれないが……

2007年05月19日

冥界編完結、そして尊越様の正体

どうも尊越様が出てくると、テンションが上がりすぎてかえって書きにくいことに気がついた。
今回はちょっとまったりモードで書いてみます。

>利盈、ロクサーヌ、竜子復活
そして死んだままの智子、有光、沙麗央、オーディン、ヴァルキューレ。
ハッキリ言って有光以外は頭数合わせのためだけの役立たずの雑魚なので、
別に死んでもらってても構わないのでは。
ドラクエ的に考えてみると、

戦士:利盈
魔法使い:ロクサーヌ
僧侶(ニフラム):竜子

ということで一応バランスはとれているわけで。
これで回復系僧侶の有光さえ復活すれば完全無欠だが、
回復能力は戦闘漫画のバランスを破綻させかねない危険能力なので、
敢えて封印させたまま?


>尊越様の正体
というわけで、結局尊越様の正体は、前作の行仁和尚同様に大天使ミカエルだった模様。
その割には言動が邪悪すぎる気もするが……
しかし、人間を虫ケラ扱いする冥界王も立派な神の一員。
そして前作でも初期の阿太羅が得尊を見捨てようとしていたり、
法粛が地球を木っ端微塵にしてでも魔王を倒そうとしていたことから考えると、
実は神の側ももともと人間や仲間に対する情など持ち合わせていないのだ。
(作中描写からするに、むしろ悪魔の側の方がよっぽど仲間意識や情が強い)

また、行仁和尚と尊越様の違いは、
前作と今作とで魔王とミカエルの関係が異なることによるものと考えられる。
前作の設定では、ルシファーが魔王となった経緯について
『ルシファーはドムゴォーの計略に落ち、濡れ衣を着せられたために天界を追われた』
と語られている。
つまり、ルシファー追放についてはもともとミカエルは関知しておらず、
かつて戦ったのも、あくまでも天界を守るためで、
魔王そのものに対する怒りや怨恨があったわけではなく、
それゆえ行仁和尚は魔王に対して同情的だったと考えられるのである。
しかし、セカンドでは様々なキャラの回想から察するに、
『ルシファーはリリス(異神の眷属)と結ばれることをミカエルに許されなかったため反旗を翻した』
というのがルシファー追放の経緯らしい。
回想でもミカエルはルシファー達に対してブチ切れている。
自由を求めるルシファーと秩序を求めるミカエルとの衝突が神魔の戦いのきっかけなのである。
魔王を打ち倒し、封じ込めたのがミカエル自身であるがゆえに、
ミカエルの化身である尊越様は魔王を徹底的に否定するのではないか。


つまり、
『魔王復活阻止のみが至上目的』
『その目的のためならば何者をも犠牲にすることを厭わない』

という尊越様の言動は、決してネタ的なものや巻来先生の天然行動ではなく、
計算されたキャラクター設定に基づくものであったと考えられるのである。

2007年04月13日

ゴッドサイダーセカンド 第二部 冥界地獄編 PART16 神の側を超える者

前回までのあらすじ。
仲間を地獄から救い出すため、
地獄のてっぺんをサイコガンでぶっ壊しながら進む霊麒の元に、
悪魔の側の人間クレセンツやら、
常世の門編で知らぬ間に背景以下の存在になっていたシグルドやらが登場、
まんまん様を模した扉を抜けた先の邪淫地獄で、
シグルドの幼馴染がおもむろに上着を脱ぎ捨てて霊麒に愛の告白をしたり、
幼馴染の血液浴びたおかげでサイコガン使う必要がなくなったり色々あって、
とうとう冥界王ハーデースと対峙した霊麒とシグルド、
ハーデースの攻撃をシグルドが跳ね返してハーデースへ向かっていったが、
ハーデースの腹についてる顔のおかげで攻撃がもう一回跳ね返ってきてさあ大変、
掟破りのマホカンタ返しの前に霊麒とシグルドは蜂の巣で、
傷穴がどんどん溶けて広がって、シグルドは巻来功士名物、
肉が溶け落ちた半白骨化状態になりながらもハーデースに特攻!
右腕は霊麒のサイコガンで切断され、残った左腕も溶け落ちた今、
聖剣グラムを持つことのできないシグルドに残された武器……それは骨!!
あと、執拗に十天闘神集合図から外されていたべリアルは、
実はクレセンツの断末魔の三日月を受けて悪魔の側に立つ者として復活してました。


あらすじ終了。


シグルドの左腕の骨が、見事ハーデースの顔面を貫いたかに見えたが、
それはシグルドが死ぬ前に見た淡い幻想であった。
シグルドがハーデースに迫った時、すでにシグルドの肉体の大半は消失していた。
ハーデースを打ち倒したと信じ、満足げに消滅していくシグルドを、
ハーデースは華麗にスルー、危機の迫った『審判の書』を守る為、自宅へ向かって猛ダッシュ。

一方その頃、ベリアルは順調にアステロイドクラッシャーを連発しながら審判の書へ迫っていた。
審判の書を守るは、女性の上半身に蛇の下半身を持つ魔物ヒュドラ。
ヒュドラがベリアルの脚をくわえて逆さにすると、そこで叫ぶ謎の影。


「そうだ
 そのまま喰い殺すのだ!!」


しかしヒュドラは見知らぬ謎の声の言うことを聞く筈もなく、
ベリアルを放り投げて壁へ叩きつける。


「何を甘い事をやっておるのだ!!
 殺せ! 奴にトドメを刺すのだヒュドラ!!」


ヒュドラにダメ出しする謎の影。
その正体は……

















尊越様――――――ッ!!


来た!!
来た来た来たァ!!
最近どーも何か足りないなーなどと思うままに感想を放置していたが……
これだ!! 足りなかったのはこれだ!! 尊越様だ!!!
やはり尊越様あってのセカンド!!



かつて味方だったなどという過去も諸法無我行の犠牲者ということも「尊越」には関係ない!!
判断は全て悪魔の側か否かによって行う!
これがッ! これがッ! これが『尊越』だッ!!
そいつに触れることは死を意味するッ!


「見よ!! あの禍々しい形相を!!」


人のことを言えるツラなのか!?
鏡を見たことがないのか尊越様!?
見よ!! この禍々しい形相を!!


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


ペルセポネーもやはり尊越様の禍々しい形相が気にかかるのか、
今まで作中で誰一人としてツッコミを入れなかった、尊越様の正体について勘ぐる。
冥界でも生身で自由に行動できる尊越様……
その正体は、神の側の人間を超える者!?

ドムゴォーか! ドムゴォーなんだな!?
そんな事、連載開始時からファン全員知っとるわ!!
今更意味深に持ち出すなッ!!

尊越様の登場で、一気にボルテージが上がった冥府地獄編!!
次号も尊越様の活躍に期待しろッ!!!

2007年01月22日

ゴッドサイダーセカンド 第二部 冥府地獄編 PART1『ヴェスヴィオの道』

ギリシャいちの吟遊詩人オルフェウスには
エウリュディケという美しい恋人がいた
ふたりは幸せな日々を送っていた
しかしある日悲劇が訪れた
毒蛇に噛まれ最愛のエウリュディケが死んでしまったのだ
オルフェウスは恋人の亡骸を抱き誓った
エウリュディケを死者の国から取り戻す事を
冥界の王ハーデースの下から取り戻す事を…
そして彼はヴェスヴィオ火山の洞窟の中の道を降りて行った
現世と冥界を結ぶ暗く長い道を……


失ったものを取り戻すため
あえた地獄の道を選ぶ…
それが神の側(ゴッドサイド)の生きる道!!(アオリ)


霊麒とベルゼバブの力によって世界中に生じた裂け目。
そこへ落ちた者たちは皆、生きながらにして冥界へと運ばれてしまう。
そして冥界へ落ちた者たちは、天上から注ぐ光から外れてしまうと即座に白骨化してしまう。

「魔王よ
 この不快なる惨状がお前の作り出した巨大なる邪気のせいだというのか…
 その力が我が冥界に無数のヒビ割れを起こし
 そのすき間から入る太陽光によって
 冥界でありながら現世と変わらぬ場所を作り出しておると…
 まるでエウリュディケを連れ戻したオルフェウスが通った道…
 冥界でありながら生者が通れる道…
 ヴェスヴィオの道を無数に作っておると!!
 …死臭もせぬ生者がこの冥界を…
 我の世界を自由に歩いておるとは不快だ
 実に不快だ…」

長い独白を続ける鎧の男、その正体こそまさしく冥府の主ハーデース。
そして彼の傍に立つ、Tバックを装着した無闇に露出度の高い女は、彼の妻ペルセポネー。

閑話休題。
冥界の川の中にある『ヴェスヴィオの道』。
そこへ落ちた者たちが、水の中から顔を出す。
その中には、なんと霊麒の無二の親友、シミチンが!?


「だ 大丈夫か石山さおり!!」

一緒に落ちたらしいクラスメートに声をかけるシミチン。
何故にフルネームで呼ぶのか?

「だ…大丈夫よ清水(シミチン)君…」

清水と書いてシミチンと読む!!
何気にシミチンの本名初公開である。
下の名前が分からないけど。
そして、石山さおりに抱きつかれて顔を赤らめるシミチン。
今ここにシミチンの絶頂期到来。
と、そこへ一艘の舟が近づく。

「お前達……
 見た所10代なのに…堂々と私の目の前で抱き合うとは
 立派に冥界第二園「邪淫地獄」に落とされる資格を持っているよ!!」

舟をこぐは、アケロンテ河(三途の川)の渡し守カローン。
冥界へ訪れた生者をヴェスヴィオの道から引きずり出すべく、「死者の投網」を投げつける。
文字通り一網打尽にされるシミチンたち。
大勢の人間が次々と白骨化してゆく。
シミチンと石山さおりの命は風前のともし火。

その光景を離れたヴェスヴィオの道から眺める一人の死神。
顔を覆う髑髏をはずすと、その下からは霊麒の顔が……


叫び声が轟く世界!!
霊麒 地獄の扉を叩くのか!!(アオリ)


結局冒頭と最後に顔見せしただけの主人公。

2007年01月07日

ゴッドサイダーセカンド 第二部 常世の国編 PART33『愛の毒』

久方ぶりのセカンド感想である。
気がついたら2ヶ月近くも放置していたのか……
どうも、トラウマインドといいラブポイズンといい、
トンデモ用語が炸裂すると何を書いていいかわからずフリーズしてしまうようです。


閑話休題。
にこやかに微笑む天使たちによって太陽に引きずられるベルゼバブ様。
最期の力を振り絞り、霊麒へ向かって腕を伸ばす(文字通り伸びる)。

「…無駄じゃベルゼバブよ…
 邪悪のみが支配するお前の身体が打ち出した爪は
 十天闘神の力が集結した光の鎧を傷つける事はできない」

ところがどっこい、ベルゼバブ様の心の中に残っていた霊麒に愛する愛情の篭った爪は、
見事霊麒の胸にクリーンヒット。
霊麒の装甲を肉ごとえぐったものの、そのままベルゼバブ様は昇天(文字通り)。
合掌。

一方、常世。
雨あられのように降ってくる人間と悪魔の中で、
仮面の人が相変わらず意味がありそうでやっぱりなさそうな発言。

また一方、現世。
霊麒の胸の傷はたちどころに治ってゆくが、
しかしベルゼバブ様の爪の欠片は、なおも霊麒の体内にとどまっていた。
ベルゼバブ様の愛情の篭った爪、それは十天闘神の力で浄化されることもなく、
霊麒の血管の中を駆け巡っていた。
それが霊麒の心臓に刺さると良かれ悪かれ何か起こるらしい。
それは愛を含んだ毒……愛の毒(ラブポイズン)。

完全に常世と現世への境界は崩れ、あちらこちらの裂け目へ吸い込まれていく悪魔たち。
その中に佇むは目覚めし者霊麒と、尊越バリアーに守られた尊越様。
常世、それは死後の世界。
ベルゼバブ様の前に散った同胞たちの眠る場所。
そこへ行けば彼らを連れ帰ることも可能な筈!

そして物語は現世から常世へ……

多くのものを失った悲しき結末
荒野に残された漢は覚悟を決める!!(アオリ)

ゴッドサイダーセカンド 常世の門(国?)編……完!!


ふたりの神の側の人間の頭上で空が鳴動していた
これから現世・常世かまわず展開されるであろう
文字通りの地獄絵図に怖れ戦くかのように…

……何気に神の側の人間の一人に数えられている尊越様である。

2006年11月19日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の国編 PART32 光の鎧

(筆者註:今回からなぜかタイトルが
 『常世の門編』から『常世の国編』に変更されている……)

激突する毘廬遮那無限浄化砲と魔王最凶角。
その瞬間、万魔殿を中心として、八方へ向けて地面に亀裂が走る。

「ま…まさか…
 毘廬遮那無限浄化砲の力と
 万魔殿に内在する魔王の力が激突し
 より大きな力が発生した…?
 そ…そうじゃ…魔の原子エネルギーと
 光の原子エネルギーが激突し融合して
 一種の……核融合爆発を起こしたというのか!!」

核融合というよりどっちかというと極大消滅呪文。
そしてあちらこちらから立ち上るキノコ雲。
崩れてゆく大地。地の底へ飲み込まれていく十天闘神たちの遺体。
逃げ惑う群集。そしてその先頭を走るシミチン……
巻来先生はシミチンの存在を覚えていた!!
どっちかというとシミチンの安否より、シグルドの行方が気になるのですが。
万魔殿完成~死せる魔の復活辺りまでは彼の存在が確認できたのですが……

その衝撃は地のみならず空間をも引き裂き、宙に浮かぶ『常世の門』にも切れ目が入る。
そして生ける者は人間も悪魔も関係なく、生きながらにして地獄へ落ちていく。

「………揺れておる…
 我の聖なる地獄が……
 神よ…悪魔よ…我の地獄を揺るがせた代償は大きいぞ」

相変わらず玉座でつぶやく謎の人。

万魔殿の中。
サイコガンならぬ浄化砲をまともに受けたベルゼバブ様。
その半身は既に溶けかけていた。

「ホ…ホホ……私の…私の…身体…が…
 この悪魔の副王の…身体が太陽に向かって…昇ってゆく…
 …私の…大…嫌いな…太陽に…向かって…


 ふざけるんじゃね――っ!!


 わ…私の…身体…は太陽に…など行か…ない…
 偉大なる蝿の帝王は天になど昇らぬわ
 ホホホホホホ
 私は…永遠に神に対する怨念と毒をまき散らしながら生きる!!
 最後まで愛しき息子の肉を食べ骨を咬み砕き味合うために!!」


溶けた半身から飛び出した肋骨(露骨な肋骨?)と、
剥き出しにした牙で襲い掛かるベルゼバブ様。
しかし、その牙は霊麒に食いこむ直前で止まってしまう(肋骨は刺さってます)。
ベルゼバブ様の牙を止めたのは手。
光で形作られた手。
霊麒の背後霊と化した十天闘神の皆様が、
霊麒をベルゼバブ様の牙から守ってくれたのだ(肋骨は刺さってます)。

「これが十天闘神の……
 …同胞達の…力…だ
 一片の愛もない…邪悪にまみれた力はオレがこれから背負う…この…
 光の鎧は決して破れない」

刺さっていた肋骨も崩れ落ちる。
そして、さらに現われた手がベルゼバブ様の顔面を強引に引きずりあげる。

「……毘廬遮那無限浄化砲はお前の細胞核のひとつひとつに光の粒子を撃ち込んだ…
 ベルゼバブ…お前の身体は光と化して太陽に吸収されるのだ」

ベルゼバブ様を掴んだのは天使たち。
空から無数に舞い降りた天使たちがベルゼバブ様に群がり、
ベルゼバブ様を強引に天上へと引きずり上げてゆく。

「この偉大なる蝿の帝王に…触る…な…
 …この悪魔の副王はお前等なぞに連れては行かれない
 太陽に焼かれるためになぞ絶対に行かぬ――――っ!!」

微笑みながらベルゼバブ様を引きずり上げる天使たちの狙いは、意外と残酷だった。


落ちゆく宿命に渇きの悲鳴だけが谺する!!(アオリ)

2006年11月05日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART31 万魔殿玉座変

霊麒の毘廬遮那光輪で切り裂かれたベルゼバブ様、
いつものように復活しようとするが……

「……ベルゼバブよ……
 ナイフで切られたものの断面にはナイフに塗られたものが付着する
 …つまり光輪で切断された断面には光の微粒子が染み付いているという事
 毘廬遮那魔滅光の光がびっしりと!!」

ベルゼバブ様の切り裂かれた断面が妙に輝いております。
これまでの不死身っぷりがウソの様に、ボロボロに崩れ去ってゆくベルゼバブ様。
そして粉々の破片は万魔殿へと落ちてゆく。

「いかん霊麒!!
 ベルゼバブの破片を万魔殿に近づけては!!」

尊越様の言葉で、急いで後を追う霊麒。
浄化光で万魔殿各階層の床を破壊しまくりながら玉座の間まで辿り着く。
ベルゼバブ様は、世界中の魔を復活させるほどの力を持つ万魔殿の力で、
未だにしぶとく生きながらえていた。
玉座や傍の彫刻と一体化したような奇怪なデザインで蘇るベルゼバブ様。

そこで霊麒は、己の左手に妙な脈動を感じる。
そこには先ほどベルゼバブ様に突き刺された棘。
そして霊麒の左手が、指先から徐々に崩れ落ちてゆく。

「ホホホ…霊麒…お前が光の微粒子を私に張り付けたと同じように…
 お前の身体の中にも闇の毒を入れさせてもらいました…」

さらにベルゼバブ様は己の腹部を切り開く。
露出した小腸からは異様な棘が無数に生えていた。

「そしてこれが!!
 魔王様が孫の最後に送る!!
 この世に存在する全ての物を貫くプレゼント!!
 魔王最凶角(サタンブッチャーホーン)!!」

棘が回転しながら長く伸び、魔王の角のデザインとなって霊麒に襲い掛かる。

「…オレの今の身体は光…
 光のみで作られている!!」

ボンと弾ける霊麒の左手。
その断面をベルゼバブ様に突きつける。
霊麒の左肩に突き刺さってゆく最凶角。

「一気に噴き出せオレの光よ!!
 毘廬遮那無限浄化砲!!」

サイコガンの如く霊麒の左腕から放たれる光。
今ここに、長きに渡った宿命の対決に終止符が打たれようとしていた。

光か闇か!!
両雄、激突!!(アオリ)

……新旧問わずゴッドサイダーにおいて、
主人公の片腕がもげることは何らかの転機の予兆なのだが……
(霊麒:打ち切り  霊輝:死亡)
果たしてどうなる?
自分の浄化光で何事もなかったかのように復活か?
はたまた……?

2006年10月29日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART30 新たなる光

「ホホホホホ神よ…
 霊麒を使っての最後の悪あがきですか……
 受けて立ちましょう………おいでなさい」

浮かび上がる毘廬遮那図像の中から現れた霊麒。
その両目は糸のように閉じられている。
マスクがなくなっている他、微妙に、
本当に微妙に鎧のデザインがマイナーチェンジ。
彼の両目が開かれると同時に眼から涙が溢れ出し、
その背から強い後光が発せられる。

「ヌ あの光は?」

後光は無数の光の輪となり、
智子や竜子の魂を連れ去ろうとする死神達へと降りかかる。

「オオ!! 死神どもが消え去っておる!!
 これぞ正しき者の傷を癒すだけでなく災いを浄化する
 真の毘廬遮那浄化光!!
 そして霊麒の背後に現れた後光…
 光輪は仏陀が悟りを開いた時あらゆる魔を滅するために用いたといわれる
 魔滅光輪!!
 悟りを開いた時…に…
 では霊麒は十天闘神全ての力を受け継ぎ
 ついにこの宇宙の真理を悟りしブラフマン(目覚めし人)となったというのか!!」

諸法無我印により何が起こるのか尊越様はご存じなかった模様。
有光の用いる毘廬遮那浄化光は、もともと人の身体を癒す効果しかなかった。
体内に入ったベルゼバブ様に対して発した浄化光に攻撃能力が備わっていたのは、
十天闘神全ての力で真の毘廬遮那浄化光を生み出したためだったのであろうか。

ほとんどの死神は魔滅光輪で両断され、
かろうじて生き残った一人の死神も常世の門へ逃げ込んだ途端に燃え尽きた。
常世の中に広がるは無数の亡者たちが責め苦を受ける光景。
そしてその果てには西洋風の城が聳え立っている。
城の玉座には全身を鎧で包んだ男が腰掛けており、
開いた常世の門から遠く現世を眺めていた。

「現世へ派遣した死神が燃えておる…
 ……なんだこの光は
 我が世界に差し込むあの不快なる光はいったい…?
 …教えてくれ…友よ…
 …お前も知らぬというのか…
 いや分かってる
 ワレに教えたくないだけなのであろう……
 なぜならお前が欲にまみれた現世の事を知らぬはずがないのだからな
 このワレが常世の事を知らぬ事がないように…
 のう…魔王よ……」

彼の見下ろした先には、鎖に繋がれ、所々白骨化しかけた魔王が。
魔王は何も語らない。

一方、現世。
ベルゼバブ様は霊麒の浄化光を受けて徐々に溶かされてゆく。
そこで霊麒に隙を作るため、ベルゼバブ様は智子と竜子の骸を目がけて攻撃する。
ベルゼバブ様の溶け落ちた爪が、巨大な蝿となって二人へ向かっていった。
そちらへ向けて浄化光を放つ霊麒。

「いかん霊麒!!
 感情のままに我執を出しては!!」

霊麒の浄化光で蝿は一瞬にして消し飛ぶが、
浄化光の威力で地はえぐれ岩石が飛び散った。
その隙にベルゼバブ様は霊麒を目掛けて突進してゆく。
ベルゼバブ様へ向けて放つ光輪と浄化光は、
ことごとく飛び散った岩によって防がれてしまう。
そしてベルゼバブ様は自らの右手から巨大な棘を生み、霊麒へ向けて突き出す。
棘は霊麒の掌を貫き、頬をかすめる。
だがその時、ベルゼバブ様は背後に何か輝くものをみとめた。
それは剣、そして光輪。

「まさか!!
 浮き上がった利盈の剣に光が反射を!?」

そして光輪はベルゼバブ様の身体を背後から切り裂いていった。

悪魔の副王、神の業の前に散る!!(アオリ)

……この程度のダメージからは何度も蘇ってきたベルゼバブ様だが……
流石にもう潮時か?

2006年10月20日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART29 諸法無我印行完結

「…あと3人分の血が…
 十天闘神残り3人分の血が流れれば諸法無我印の行は完結する!!」

「ホホホホホ
 あと3人 有光の腹の中の霊麒を含めて4人で
 神の最後の切り札は消えてなくなる!!」

神の側に数えられていない尊越様……
それはそうと、ベルゼバブ様が残り3人に襲い掛かる。
その前に立ちふさがるは、吉祥天の竜子。
竜子のアフロディーテの光の前に、
ベルゼバブ様のワラキアの鞭、結晶風撃弾、そして鎧さえも消え去ってゆく。
ベルゼバブ様ヘアヌード披露。何も陰毛描かんでも……

「クク…醜きものを消す光だと…
 …単純な美しさを礼賛し私のような
 禍々しく美しきものを消し去るというのですか!?」

明らかに醜い尊越様は消されないのだろうか……
しかしベルゼバブ様、くたばっていた利盈の剣を拾い、竜子へ向かって投げつける。
魔を滅するその剣は、アフロディーテの光で消す事はできない。
剣の標的となった竜子、智子をかばい、有光の胴に深々と剣が食い込む。
胴に裂け目ができて、見通しがよくなった霊麒が見たものは、地面に転がる十天闘神たちの死体。

「み…みんなの…死を…
 …オレ…と沙麗央の…死を…無駄に…する…な…霊…麒…」

しぶとかった有光もとうとうここで息絶える。
そしてもはや庇うもののない二人に、ベルゼバブ様のさらなる攻撃が襲い来る。
数多く転がる利盈の剣を眷属の蝿に砕かせ、無数の刃を降り注がせる。










「………
 諸法無我印の行とは…我を捨て去る事なり…
 我とは生きる事に執着して他者が見えぬ事なり
 他者に対して慈悲なき事なり
 仏陀の教え諸法無我とは他者との関係において我を変化させる事をいう…
 つまり正しき道とは他者のために生きる事以外は存在せぬという真理…
 他者のために無我となり己を生かす行をすなわち
 諸法無我印の行といふ
 それを今…十天闘神達は己の血を用い完結…せり…」











血の涙を流しながら語る尊越様。まるで他人事。
とうとう智子、竜子までもが落ちていき、死神達はその身に群がってゆく。
勝ち誇るベルゼバブ様。
しかし、その時異変が起こる。
落ちゆく有光の胸に突如出曼荼羅が出現。
その中には霊麒の守護神、毘廬遮那の像が。
そして曼荼羅は広がっていき、有光の胴体は真っ二つに

「…れ…霊…麒…
 お前の…親父…霊輝の…愛した…者達の…死を…
 お前が…生かす…のだ…
 この世の…ため…に…」

十天闘神の血集結!!
その熱き魂は一人の漢に受け継がれた!!(アオリ)

2006年10月07日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART28 殺戮の果て

ワラキアの鞭により胸を貫かれた利盈。
今際の際に、亡き家族の事を思いながら落ちてゆく。
彼の魂もまた、死神によって常世へと連れ去られていった。

「ヴァルキューレ…お前が愛した男の仇
 必ず討ってやるーっ!」

激昂したオーディンも両手に斧を持ちベルゼバブ様へ向かってゆく。
一方、尊越様の背中では相変わらず異変が続いていた。

「ヴァルキューレと利盈の血が中心に
 毘廬遮那図像に集まってきておる!!
 は…始まった……
 十天闘神最後の秘技
 諸法無我印の行が!!
 始まったのじゃ!!」

そして、有光の内臓と向き合う霊麒もまた、
己の心臓に妙な感覚を感じていた。

怒るオーディンは両手の斧を投擲する『雷神風車(トールハリケーン)』で攻撃。
それを迎え撃つは、ベルゼバブ様の『結晶風撃弾(けっしょうサイクロン)
結晶風撃弾は雷神風車をあっさり砕き散らし、
さらにはオーディンの胴をほぼ両断する。
コマの端っこでひっそりと死神に連行されるオーディン。
調子に乗ったベルゼバブ様の次なる攻撃は!?


『結晶風車散弾(けっしょうサイクロング)!!』


ゲェ――!! また駄洒落!?
(っていうか、この『風車』ってのは誤植では……?)
それは広範囲に繰り出される結晶風撃弾。

「アアッ」
「よけろ!!」
「よけるんだ!!」

異様に雑魚っぽい十天闘神の皆様。というか誰が何を言ってるかわからない……
相変わらず白目をむいて動けない有光をかばった沙麗央の背に、風撃弾は深々と突き刺さる。
沙麗央へと群がってゆく死神たち。

「ホホホホホ―――――ッ
 次は裏切りの徒ベリアル!!
 お前の番だ」

結晶風車散弾がベリアルと、その隣のロクサーヌへ向けて放たれる。

「行くぞロクサーヌ」
「ハイ!!」

新入りのくせにいきなりイニシアティブをとるベリアル。

「摂氏7万度銀河破壊弾(ギャラクシークラッシャー)!!」
「超新星爆発(スーパーノヴァ)!!」

二人の攻撃は風撃弾を溶かし、ベルゼバブ様へと向かってゆく。
しかしベルゼバブ様はそのその攻撃を右手で受け止める。
右手は全て消し飛んだが、しかし攻撃は肩までで止まってしまった。

「ホホホホホ言ったでしょう
 グランメットの力が目覚めぬままのロクサーヌ
 悪魔の残虐な攻撃性が消えたベリアル…
 あなた達に勝ち目はない…と」

ベルゼバブ様! ロクサーヌはともかくベリアルについては何も言ってないです!
そして、二人が溶かしたはずの風撃弾が二人の背後で再構成され、
後ろから二人の胸を貫いた。
迷底羅天、緊迦羅天の図像もまた血を噴き出す。
……しかし、十天闘神が死んだらその図像は消え去るはずなのだが、
今回に限りなぜか血を噴くだけ。これは一体……?

「そ…そうか…結晶とは元々ミクロなもの…
 じゃから…熱で溶けたのではなく…分散しただけ…
 それ…が…再び集合体となり…ふたりを貫いた…
 お…恐るべし…悪魔の副王
 この世に魔王なき後最強の…魔…」

っていうか何を言ってるか分かりません尊越さま。
ミクロなものが規則正しい構造で結合したものを結晶と呼ぶはずですが。
それはそうとベリアルとロクサーヌの魂も常世へ。
血の涙を流しながら独白する尊越様。

「あ…あと…あと3人分の血が…
 毘廬遮那に集中すれば……行は完結…する…


 あと3人分の血が!!

残る十天闘神は弥勒菩薩の智子、吉祥天の竜子、伐虎羅天の有光。
一番死にそうだったのに、なぜか今も生き残る憎いやつ。
……尊越様!!
あんたもう十天闘神に『死んで役に立て』としか思ってないでしょ!?
絶対そうでしょ!?


滾る血が霊麒の魂を熱くする!!(アオリ)

熱くするっつーか、相変わらず内臓とにらめっこしてるだけですが。

しかしこの展開はヤバイ!!
もしや前作と明王伝レイ第一部を合体させたような展開になるのか!?

『仲間達全員死亡&魂は不滅&俺たちの力と心はいつもお前と共に』

これか、これなのか!?
盛り上がっているというよりは、ある意味空いた口が塞がらないこの展開!!
何はともあれ次回が非常に気になるぞ!!
頼むから休載だけはカンベンだ!!

続く!!

2006年09月30日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART27 虐殺の王

昔インドに仏陀の弟子でシンジャという者がいた
その者は旅の途中貧しい一軒の農家に立ち寄った
そこには飢えた幼い姉弟が暮らしていたが
土地は痩せ作物も実らない状態であった
このままでは命も一年もつかどうかわからなかった
しかしその時彼の頭の中に素晴らしい考えが浮かんだ
「そうだ 自分にはこの身体があるではないか」と
そしてシンジャは迷わずに己の身体を土に埋め息絶えた
数ヵ月後その身体は肥料となりやせた土地に作物の芽をふかせた
彼の思いが死ぬ事により天に通じたのだ
彼は世俗にまみれた邪命を捨て正命を得たと謂われる
人のため…いやこの世のために死して本当の生を得たのだと…





そうまぎれもない正命を!!











ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART27 虐殺の王











「ヴァルキューレ――ッ!!」

ベルゼバブの攻撃を受け、力なく落ちてゆくヴァルキューレ。

「ホホホホホ
 その傷を治癒させる有光の浄化光は使えません!!
 つまりヴァルキューレは死ぬしかないというわけです!!」

「…本気じゃ…蝿の帝王が…
 悪魔の副王が本気になりおった」


そして、尊越様の背中に輝く十天闘神図像のうち、
ヴァルキューレの守護神安頁折羅天から突如血が噴き出す。

「ホホホホ
 これから全てが血を吹くのです
 神の側の最後の切り札といわれる十天闘神全てが
 前次元の鬼哭霊気との闘い以来完全に覚醒したこの蝿の王渾身の必殺遊具
 ワラキアの鞭によってね」

イメージ映像、霊気の胸を背後から貫くベルゼバブ様。
ジャンプ時代のオリジナル映像です。

それはそうと、ヴァルキューレは突然、脈絡なく、
いきなり利盈との出会いを回想しながら息絶える。
そしてヴァルキューレの魂は、死神によって常世の門へ連れ去られてしまう。

そして利盈も突然、脈絡なく、
いきなりヴァルキューレの事が好きだったとカミングアウト。
怒りのあまり、ベルゼバブ様に特攻する。
その背には無数の腕、無数の剣。
そして守護神帝釈天、阿修羅王のヴィジョン。
怒りが利盈の眠れる力を呼び起こしたか、いつもより剣を多く出しております!
しかも例によって剣のデザインは全て別。
芸が細かい利盈。






「食らえ億手斬舞!!」




しかし相変わらずネーミングは適当だった
千手斬舞よりも10万倍強力な剣の嵐は見事ベルゼバブ様に斬り込んだが、
その剣は全てベルゼバブ様に触れた部分から腐り落ちていた。

「お前達…所詮人間に毛のはえた神の側の人間には理解できぬであろう
 悪魔さえも超えた不死身の存在がどういうものなのかを
 ある土地では破壊の神とまで称され
 ギリシャのアクチウムの神殿では
 神々が私を恐れるあまりアポミュイオスの名の下に生贄まで捧げた
 この悪魔という個を超越した…破壊と腐敗の象徴としての私を…

 ワラキアの鞭とは敵兵を一万人串刺しにして殺したという
 ドラクラ公ブラドシュペシの愛用した鞭の名…
 その鞭は囚人の拷問及び処刑に使われたという…
 拷問の時は神経に入り込み激痛を与え
 処刑の時はまるで夢心地で眠るように安らかに死を与えた!!」

利盈の周りから襲いくるワラキアの鞭。
利盈はそれらを斬り払おうとするが、
ワラキアの鞭は大リーグボール3号のように剣を避ける。

「ホホ…綿毛のように軽いものに風は禁物ですよ」

そしてワラキアの鞭が利盈の胸を貫いた……
十天闘神図像の帝釈天までもが血を噴き出す。


「十天闘神の真の力…とは邪命を捨てて正命に生きた時に発する力…
 ヴァルキューレ…利盈…お前達の命を…血を…生かす力が…ここに…ある
 この曼荼羅の中心がお前達全員を正命へと導くのじゃーっ!!」

全員死ねってことかい!!?
というか、だったら有光をあんなに必死に助けようとしたのはなんだったんだ――!?


散り行く命に最後の手段とは…!!(アオリ)


なにやら明王伝レイ(第1部)の終盤のような展開になっていまりました。
(八大童子ほぼ全滅⇒魂は不滅⇒八大童子全員集結)
終わりが近いのか――!?

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART25&26

■PART25 トラウマインド(脳殺術)
ベルゼバブ様を追う霊麒だが、ベルゼバブ様によって、
奇妙な仮面の中へと引きずり込まれてしまう。
そこはベルゼバブ様が作り出したトラウマインド(脳殺術)の世界。

そして反射光が弱まったために、再び傷口が開く有光。
意外としぶとい。

トラウマインドの世界にいたのは幼少期の霊麒とベルゼバブ様(ジーパン)。
ベルゼバブ様が在りし日の霊麒を傷付けると、本物の霊麒にも同様のダメージが返る。
その攻撃によって霊麒は自身の最大の武器であるスピード……『脚』を封じられてしまう。

そして幻影の霊麒とベルゼバブ様は仮面の悪霊、
ホドイワへと姿を変え、霊麒に襲い掛かろうとする。

育ての親vs息子!! 闘いは泥沼と化す!!(アオリ)


■PART26 死神の誘い
傷付けられた脚でも、霊麒のスピードは音速。
その動きでホドイワ達を撃破するも、
霊麒の中にベルゼバブ様との思い出がある限り、
無限にホドイワ達は蘇り続けるという。

そこで霊麒は、幻影の霊麒の脳幹を破壊する事で、
ベルゼバブ様の記憶を消し去る事に成功する……
どういう理屈かさっぱり分からん。

そして霊麒はホドイワの仮面から抜け出そうとするが、
ベルゼバブ様はホドイワの仮面を投擲し、有光の胴体にブチ込む。

焦った竜子が反射光を強めようと有光の下へ向かうが、
竜子の放つ光によって押しとどめられていた死神たちが、
一斉に常世の門から飛び出してゆく。

ホドイワの仮面に穴を開けて外へ出ようとする霊麒だが、
そこは有光のどてっ腹の中。
気がついたら内臓とコンニチワ。
結局霊麒は仮面ごと有光の体内に閉じ込められてしまう。

そして死神たちが、有光を冥府へと連れ去ろうと集まってくる。
そこで尊越様は、十天闘神の血の絆、真の力を見せろと絶叫。
しかし本気を出したベルゼバブ様、またもお色直しで本領発揮。
ベルゼバブ様の背から伸びる触手が十天闘神達を襲う。
雷神極磁剣で迎え撃つヴァルキューレだが、
無惨にも極磁剣は砕け散り、触手はそのままヴァルキューレの腹部を切り裂いた。

悪魔の副王の虐殺は始まった!!(アオリ)

2006年09月04日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART24 苦痛の首謀者

十天闘神増幅反射光によって有光の血管内で焼かれるベルゼバブ様。
無数の蝿から元の人型に戻って血管を内側から破ろうとするも、
浄化光で弱った(肉のほとんどが腐り落ち、内臓と骨が露出した状態)ベルゼバブ様には、
有光の分厚い血管(本人談)を破る事はできなかった。

額からビームならぬ反射光を放ち続ける霊麒。
何がなんだかわからんがその光が、
霊麒の育ての親であるベルゼバブ様こそが真の敵であると教えてくれたという。
もしベルゼバブ様がいなかったらこのマンガはとっくに打ち切り霊輝達は平和に暮らせたはず。
幸せな鬼哭一家のイメージ映像を背景に、涙を流す霊麒。
そういえば、霊麒の種自体は連載開始以前に入ってるんだよなー。
連載始まってからは、第一話以外種入れてる余裕ゼロ状態だったし。

……閑話休題。
ついでに、開いた常世の門からは死神の群れが出ようとしてたけど、
何がなんだかよく分からんが、反射光を放っている霊麒と竜子がフタになって出れないらしいです。
そして、ベルゼバブ様は臨終寸前。
皮膚も肉も内臓も全て溶け、残るは眼球と白骨のみ。
こんなのが血管に入ってるなんて嫌過ぎる。
ベルゼバブ様がくたばれば、有光は反射光の力で傷が完治できるという。
前回あれだけ死ぬ死ぬ言っていたのは一体なんだったのか。
それとも、沙麗央を心配させまいとする有光の配慮か?

しかししぶといベルゼバブ様、ゴルベーザ蝿ではなく、
浄化光の影響を受けない『普通の蝿』を次々を血管内で生み出す。
血管の中に無数の蝿が詰まってるなんて嫌過ぎる。
で、蝿の連中は一斉に胃酸を吐いて、有光の血管を内側から溶かし穴を開ける。
ゲロを吐きそうな表情の有光。
心配する沙麗央に大して「安心しろ」というものの、
その言葉とともに口から出てきたのは無数の蝿、蝿、蝿。
喉の奥から蝿、蝿、蝿。
徳尊の悪夢、リターンズ!!
さすがにべっくらこいた十天闘神の皆様。
沙麗央は思わず手を伸ばしてかけよるが、
その瞬間手によって、沙麗央の放つ反射光が一瞬遮られた。
わずかなチャンスを見逃さなかったベルゼバブ様。
有光の胸の鎧に亀裂が走る。

そして有光の内臓バラまきながら、有光の体内から脱出したベルゼバブ様。
外へ出た瞬間、白骨とわずかな筋肉しか残っていなかったベルゼバブ様の身体に、
みるみるうちに皮膚や肉が蘇っていく。
どこまでも不死身なお方である。
そしてそのままはるかかなたまでフッ飛んでいって逃亡を計る。

「気をしっかり持て沙麗央!!
 毘廬遮那反射浄化光を放射し続けるんだ
 でないと有光は死んでしまうぞ!!」

だから前回あれだけ死ぬ死ぬ言っていたのは何だったのかと以下略。
反射光をあてているうちに、ハミ出た内臓もきっちり体内に収納完了、さらに鎧まで復元する。
どこまで便利なんだ毘廬遮那反射浄化光。
しかしキレた霊麒が反射を止め、逃げるベルゼバブ様を追跡。

「まだじゃ霊麒!!」

なんと!!
尊越様がベルゼバブ様を殺る事よりも、有光を救う事を優先!!
信じられん……
ってか、要するに前回の問題発言も、
「さっさと反射光使って復活しろ」って言いたかったんですかね?
それはそうと、毘廬遮那でも魔王でもなく、なぜか神獣麒麟のイラストをしょった霊麒が突撃。

義母・ベルゼバブよ!!
裁きを受けろ!!(アオリ)

2006年08月26日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART23 十天闘神増幅反射光

「…笑っている 笑っているわ
 笑い声が聞こえる…」

「竜子 お前…その姿はいったい…?」

魔王に乗っ取られた暴走状態からふと目が覚めると、
隣には露出度激高ヒラヒラ衣装のコスプレをしたクラスメートが。
思わず霊麒もびっくり。
それはそうと、竜子には常世の門に描かれたハーデースが、
「大いなる魂が常世にやってくる」と喜んでいる声が聞こえるという。

一方。
竜子の覚醒によりとうとう集結した十天闘神だが、
その一人有光の命は今まさに尽きんとしていた。
ベリアルの攻撃でスッ飛ばされてきたベルゼバブ様をガッチリキャッチした有光の、
その頭部には胃酸雨により貫かれた跡。


「や やっと…やっと…十天闘神が…
 この世の秩序を…
 美しく整理された生の秩序「施」を司る十天闘神のひとり
 吉祥天を守護神に持つ竜子も目覚め…
 十天闘神が揃ったというのに!!

 有光よ!!
 守護神伐虎羅天像が消え去る前に
 十天闘神の集合力を見せてやるのじゃ!!


出た!!
尊越様の問題発言!!
仲間のために力尽きようとする手下に対し、
『役に立ってから死ね』ときたもんだ。
お前はカナディアンマンか!?

「チェ…有光のうすのろめ
 どうせ死ぬんなら十天闘神の集合力を
 発揮してから死にゃあよかったんだ!」


そんな尊越様の問題発言も、
有光の死という非常事態の前にはスルー。
そして頭部をぶち抜かれた有光の俺語りが始まる。

「俺ってば脳ミソやられて死ぬなんて尊敬する坂本龍馬みたいだぜ。
 でも俺のやったことは竜馬の足元にも及ばなかったよなあ」
(意訳)

有光にかけよろうとする沙麗央を有光は止める。
有光に捕まれたベルゼバブは、
自分を掴んでいる有光の右腕から体内に侵入し、
有光の肉体を乗っ取ろうとしていたのだ。
有光の上腕部血管内では、
無数のベルゼバブ様の顔をした蝿が心臓を目指していた(絵的にすごい変)。

「ホホホホホホ
 神の側の人間といえども所詮人間の一種
 いくら超人的力持っていようとも身体の内部までは
 普通の人間と同様思い通りに動かす事はできない!!」

そこで唐突に輝く尊越様の背中。
そして脈絡なく『超人生誕』を語りだす。

『じっ 十天闘神 そ…揃いし時……
 そ その力…限りなく神に近づく…
 「施・戒・忍・進・定・慧・方便・願・力・智」
 宙の全ての原理そろいその身体に神の印表れるにいたる…
 それは神の証
 全ての魔を滅ぼす三種の神器
 日の本国の最高神天照大神より与えられし
 八咫鏡・八尺瓊勾玉・草薙剣・なり

 超人生誕 第十五章』

すると突然、十天闘神の面々の鎧の一部が輝きだす。

「こ…これは… オ オレの母さんを…
 救って…くれた…光…
 そ そうだオレの父さんもまだ見ぬ父さんも救われた…光…
 同胞の友情の…光…だ…」

謎に満ちたモノローグとイメージ映像。
霊輝が有光の毘廬遮那浄化光に救われたことってあったっけか……
そして、イメージ映像では肩を組む霊輝と有光が描かれているけれど、
そんな場面は作中に一切なかったような……
というか、霊輝と有光が親交を深める暇なんてなかったような……
タヒチに向かうまでの間に二人は親友になっていたのか?

閑話休題。
尊越様によれば、その輝きこそが八咫鏡であるという。
そしてその鏡は、有光の毘廬遮那浄化光を反射し、増幅する。
その光は有光の肉体へと注がれていた。

「十天闘神増幅反射光!!」

「ま まさかこの光は!?
 な 何倍にも増した毘廬遮那浄化光が内部に向かってぇ!?」

「フハハハハハ 貴様はオレの身体の中で虜状態だぁ!!
 逃げ場はないぞベルゼバブ!!」


有光最後の策に全てを賭ける!!(アオリ)

……しかし、十天闘神が揃う意義は、
霊麒の守護神毘廬遮那の力を極限まで高めることにあったはずだが……
霊輝が自分の肉体から天叢雲剣(草薙の剣)を生み出していた事と何か関係あるのだろうか。

ついでの十天闘神リスト。

『智』:鬼哭霊麒【毘廬遮那】(旧・鬼哭霊気)
『願』:鬼哭智子【弥勒菩薩】(旧・鬼哭流璃子)
『戒』:厘利盈【帝釈天】(旧・阿太羅)
『力』:大楠有光【伐虎羅天】(旧・クラッシュ・マリガン)
『忍』:飯島沙麗央【両杜羅天】(旧・キョウ)
『方便』:ロクサーヌ【迷底羅天】(旧・法粛)
『定』:オーディン【珊羯羅天】(旧・鬼哭密桜)
『進』:ヴァルキューレ【(安頁)折羅天】(旧・ジェミニー・マリガン)
『慧』:ベリアル【緊迦羅天】(旧・アスタロト)
『施』:竜子【吉祥天】 (旧・鬼哭陀華桜)

2006年08月15日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART22 アフロディーテの光

竜子の制止を振り切り、霊麒は『怨霊爆壊回転弾』で常世の門を攻撃。
霊麒の拳が直撃した箇所から常世の門に亀裂が走り、
その亀裂が門の『女性』に届いた時、『女性』が眩い光を放つ。
その光を背負った竜子が霊麒を尚も諭そうとするが、霊麒は完全スルー。
霊麒の瞳には魔王の顔が映っていた。

一方。
ベルゼバブ様の胃酸雨で蜂の巣にされる有光、沙麗央、ついでにオーディン。
沙麗央(とついでにオーディン)の傷は
『毘廬遮那浄化光』でたちどころに癒されてゆくが、
有光自身の傷はどんどん広がってゆく。

「有光!! このままではお前も危ないぞ!!
 早くワシの保護シールドの中に入るのじゃ」

謎の球体(以下保護シールド)に包まれた尊越様や利盈も必死で止める。
……あのー、尊越様?
あなたが自身が移動して三人を守るとか、
『毘廬遮那浄化光』を使う有光の盾になるとかそういうことはしないんですか?

見るに見かねたロクサーヌが『小惑星爆発弾』をベルゼバブ様に向けて放つも、
なんとベルゼバブ様はそれを片手で受け止める。

「グランメットの力がまだ完全に目覚めていないお前などに
 この「蝿の王」は倒せん…」

ロクサーヌ形無し。

それはそうと『毘廬遮那浄化光』の光と常世の門からの光で、
霊麒に取り憑く魔王に変化が。
常世の門の光を見た尊越様がお得意のウンチクを始める。

「花ビラのような華麗な光…ずっと昔見た事が……
 ……そうじゃ あれは…アフロディーテの光
 またの名を美の女神ヴィーナスの光じゃ!!
 そういえば霊麒と一緒にいた娘竜子…
 確かその昔火の神だったムルキベルの娘と…
 ギリシャ神話では美の神ヴィーナス(アフロディーテ)の
 最初の夫は鍛冶屋でありその後火の神となったムルキベルと記されておる
 で…ではその子…竜子は…

 美の女神ヴィーナスII世!!」


そこには、神々しい光をその身から放ち、
そして乳首と局部だけを辛うじてカバーする露出度激高の衣に身を包んだ竜子がいた。
(それでも竜子は大分前から全裸だったから、露出度自体は下がっているのだが……)
竜子が十天闘神最後の一人。
全ての悪しきものを浄化するというその光を受けて、魔王の力が霊麒の中から消滅してゆくが、
魔王は最後の力で霊麒に『怨霊爆壊回転弾』を放たせ、
とうとう常世の門を破壊する事に成功する。
大喜びのベルゼバブ様。

だがベルゼバブ様の足元から、
ベリアルが『銀河嵐星軍団(ギャラクシークラッシャーズ)』を放つ。
渦を巻く惑星の群れに巻き込まれ、無様に舞い上げられるベルゼバブ様。
そんな技があるならさっさと出せよ!!
ようやっと胃酸雨が止み、沙麗央(とおまけのオーディン)の身体は元に戻るが、
その前には全身から血を流し、尚も『毘廬遮那浄化光』を放ち続ける有光が仁王立ちしていた。
その頭部には、胃酸雨によって貫かれた跡が……

今回はアオリなし。


ということで、十天闘神がようやっと揃ったと思ったら、ここで有光死亡。
今後の展開や如何に!?

予想1.前作前半調の展開
 霊麒が開いた常世の門をくぐり、冥府から有光を呼び戻して復活。

予想2、前作後半調の展開
 有光は既に死んだが、実は二人の間には子供がいた。
 その少年が父の後を継ぎ、新たな十天闘神として覚醒する。

予想3.前作中盤調&ミキストリ終盤調の展開
 有光は既に死んだが、沙麗央の中には二人の子供がいた。
 胎児ながらも父の血を継いだその子は、
 沙麗王の子宮の中から毘廬遮那浄化光を発射して大活躍。


さーて、どれになることでしょう?

2006年08月09日

ゴッドサイダーセカンド9巻発売

というわけで、本日は9巻の発売日。
単行本の表紙は交互に神魔が入れ替わり続けているのだが、
今回の表紙は霊麒。

1巻:霊輝(悪魔側)
2巻:霊輝(神側)
3巻:ベルゼバブ様
4巻:智子
5巻:魔王
6巻:利盈
7巻:ロキ
8巻:霊輝(神側)&智子
9巻:霊麒

やはりというかなんというか、悪魔側に数えられる霊麒。
次巻の表紙を飾るのは神側の霊麒か、
はたまた新十天闘神のベリアルか、
相変わらず地味な役回りの有光&沙麗央か、
まさか狂気の尊越様……!?
っていうか、尊越様は明らかに奇数巻向けの御方です。
漆黒の背景に浮かび上がる座禅じじい尊越!!



この前勢いで作った尊越様壁紙。
気が向いたら使ってあげてください。
私は使ってませんが。


収録話は常世の門編のPART4~PART13。
話的には、覚醒した霊麒がモラックス先生をバラバラにした場面から、
ガアプが智子の首なし死体抱えて登場した所まで。

しかし、ジークフリードことシグルドは何処に行ったのか……!?
あと、シミチン。

2006年07月28日

ゴッドサイダーセカンド第二部 常世の門編 PART21 極微小地獄

常世の門を開くため、霊麒は『怨霊血破連弾』を放つも、
常世の門はビクともしない。
魔王は霊麒に扉を開くよう語りかけるが、それを止めるのは竜子。
しかし竜子には、常世の門に描かれた女性が、
この門を開くなと語りかける声が聞こえるという。
その女性の顔立ちは、どことなく竜子に似ていた……(註:霊麒談)。


一方ベルゼバブ様。
ベリアルを悪魔の側の人間に戻すには、
ベリアルの脳に直接記憶を注入する必要があるとのこと。
そしてベルゼバブ様は口元に掌をあてて吐息を放つ。
それを見たベリアルは智子の口を大急ぎで塞ぐが、
他の十天闘神の面々は吐息を吸い込んでしまった。
利盈、有光、オーディン、沙麗央、ヴァルキューレ……
その面々は胸を押さえて苦しみだした。
ちなみに、グランメットのオーラに包まれたロクサーヌと、
謎の球体の中で座禅する尊越様は無事である。

「利盈さん有光さん!! みなさんどうしたのですか!?」

ロクサーヌのツッコミが微妙に暢気である。
そこで兜のマスクで呼吸器を守ったベリアルが状況解説。
ベルゼバブはナノサイズの蝿の群れを空気に放ち、
その場の人間の体内に送り込んだのだ。
なんでも『慧』を司るベリアルにはそれが瞬時に見抜けるのだという。
そしてベリアルは、空気中を漂う超微小蝿を焼き払うべく、
『小惑星破壊群弾(アステロイドクラッシャーズ)』を放つ。
ベリアルの腕から放たれた無数の隕石は、
空気中の蝿を焼き払いながらベルゼバブ様に一直線。
隕石はベルゼバブ様の肉体を真っ二つに引き裂く。

「すごい!!
 超微小(ナノ)とはだいたい髪の毛の太さの1千分の1のサイズの事
 それを空気ごと焼き払うなんて」

出た! 巻来先生お得意の、意味は無いけどとにかく具体的な数値的表現!!
っていうか、お前も攻撃しろ!

しかし、前作ではその不死身っぷりを大胆アピールしたベルゼバブ様はその程度では倒せない。
何事もなかったかのように肉体はくっついて一つになる。
そしてお返しとばかりに『超微小解除』。
焦る尊越様は他の連中に胃や肺の中身を吐き出すように指示。
揃ってゲロを吐く利盈、有光、ヴァルキューレ。
しかし、沙麗央とオーディンは吐き出し損ねてしまう。
そして二人の肉体が、内側から盛り上がってきたと思ったら、
二人の内臓と肉を食い破って無数の蝿が飛び出してくる。
徳尊の悪夢リターンズ!!
しかし、まだ蛆の混じったゲロを吐いたり、
ノドの奥から蝿がブンブン飛んで来た徳尊
に比べれば見た目的にはマシ。
そこで飛び出すは、回復役の有光。
まるで変質者がコートを広げて己が股間を無垢なる少女に晒すが如き姿勢で、
(註:本当にそんな感じの姿勢である。そして有光は輝く二つの玉を顕にしたのだ……)
二人に『毘廬遮那浄化光』を浴びせて傷を塞ごうとするが、ベルゼバブ様の攻撃は終わらない。
飛び出した蝿たちに、『強酸性胃酸雨』を降らせ、神の側の人間の肉体を焼く。

「ウオオオオオ沙麗央――っ!!」

オーディンはどうでもいいんかい! というツッコミと共に以下次号。


蝿の王の逆襲始まる!!(アオリ)

2006年07月22日

ゴッドサイダーセカンド第二部 常世の門編 PART20 常世の門・地獄の門

「十天闘神の9人目がすぐそばにいるだと!?」

「ホホホホホそんなものが揃おうがもう遅い!
 新魔王霊麒様も誕生され悪魔貴公子ベリアルも復活した!!
 そして天界の門もじき砕け散る!!」


万魔殿の力により、天界の門の各所に亀裂が走って行く。
と、その瞬間、天界の門にはめ込まれていた玉の一つが外れ、
高速で万魔殿へ向かって飛んできた。
そしてッ!
その中に浮かぶシルエットはまさか……ッ!!!


















「遅くはないぞベルゼバブ!!
 天界の門が砕け散らぬように!!
 すぐにでも新しき神の側の人間が
 行動を起こしよるわ!!」


















「尊越!!」


天を割る死闘再び――――!!
読者の魂を割る尊越再び――――!!
座禅でギュ―――――ン キ――――ンと高速飛行!!
これがッ! これがッ! これが『尊越』だッ!
そいつにふれることは死を意味するッ!
人間も人道も道徳も『尊越』には関係ない!
判断は全て『悪魔の側か否か』によって行う!

そんな記念すべき損悦様の豪快な再登場をベルゼバブ様は華麗にスルー。
目覚めた悪魔貴公子ベリアルに敵を抹殺するよう指示を出す。
装甲体に身をまとうベリアル。
そして、霊麒には天界の門を打ち破るよう丁重にお願いするも、
霊麒はあっさり拒否。
霊麒が神の側に立ち返ったかと思い色めき立つ十天闘神だが、
尊越様はそれに水をかけるようなことをのたまう。


「……聞け…利盈…
 霊麒の守護神 毘廬遮那像はいまだワシの背中の十天闘神図像の中で…
 消滅したままになっておる!!」


霊麒が崩そうとしていたのは天界の門ではなく、
祖父である魔王が封じられた地獄の門『常世の門』であった。
現世と地獄を結ぶ、その門の所在は如何に?

そこで尊越様は、天界の門に鬼子母神像が浮かび上がったのを認める。

「そうか 光と闇は表裏一体!!
 まさかそれを霊麒は鬼神の勘で感じ取って!?」

「ウオオオオオオオ 重爆炎血破弾!!」


今ここに20年近くの時を経て、血破弾が復活した!!
霊麒の放った血破弾は天界の門へ向けて一直線に飛んでいく。
血破弾が天界の門へ直撃した瞬間、
天界の門はルーレットのように激しく回転し、
ピタッと止まったところで天界の門は常世の門へと変じていた。


「ま まさに善と悪…
 光と闇は表裏一体…
 鬼子母神の顔が浮かび上がる伝説は聞いた事があったが
 まさか…ここに…
 常世の門(地獄の門)が存在しておったとは!?」

15年も天界の門を守っていたくせに、
門の裏側にそんなものがあったことも知らなかった神の側の皆様。
そして霊麒は魔王を救うべく、
竜子と共に常世の門へ向かってゆく。

「ダメーッ霊麒――っ!!
 焼き払ってロクサーヌ
 霊麒も「万魔殿」もっ」

叫ぶ智子だが、優柔不断のロクサーヌは
霊麒と万魔殿を交互に見ながらどっちを狙うか迷ってしまう。
だが、尊越様曰く、常世の門は容易に開かず、
万魔殿の力も弱まっているので焦る必要はないという。
見ると、万魔殿の各部にヒビが入っていく。
万魔殿が9人目の十天闘神によって浄化されつつあるのだ。
万魔殿の上にいるのは三人。
智子、ラウルレシア先生……そしてベリアル。
万魔殿の崩壊はベリアルの足元から始まっていた。

そこには禍々しい悪魔の側の装甲体ではなく、
神々しい神の鎧に身を包んだベリアルが立っていた。
元々力天使だったベリアルは、
神の側の人間智子の中で再生した事により、
天使として、新たな十天闘神として立ち返ったのだ。
そしてベルゼバブ様は、
かつての恋人であるベリアルを殺す決意を固めるのだった。


嘗て恋人だった人よ…
その裏切りを…死をもって償い給え――!!(アオリ)

2006年07月19日

セカンド感想 PART18&PART19

<バンチ31号 第二部 常世の門編 PART18 邪悪の胎動>
ついに完成した万魔殿、その力で今までに倒した悪魔の側(←デビルサイドと読む)が蘇る。
ガアプ、ラウルレシア、ギョイヨ、タロス……
霊麒の担任の先生(通称:ブラックホール先生)は蘇れなかったようです。
そして、地の底に眠る魔王からの声を受け、霊麒の中の魔の血が覚醒する。
それはそうと、腹をかかえてうずくまる智子が股の間から流血。
流産寸前みたいですが、実は出産寸前なのです。何かを。
ベルゼバブ様が何かの出産を期待して以下次号。


<バンチ32号>
だから休載告知は事前にしとけってのコアミックス。


<第二部 常世の門編 PART19 悪魔貴公子復活>
蘇った悪魔の側(デビルサイドって読んでね)と十天闘神との闘い。
ガアプvsオーディン&ワルキューレ。
ガアプの「魔音来音一網打尽刺」(音波属性? 音符がいっぱい飛んでく謎の技)に対し、
二人は『生死逆風車』で対抗する。
具体的には、オーディンの斧をワルキューレの武器(鎌?)に刺してぐるぐる回す。
「チベット仏教のマニ車を回すように死の扉を開いてガアプを呼び込んだのか!!」
byベルゼバブ様。
あっという間にガアプは地獄へリターンズ(白骨化)。
重装甲に身をまとう北欧神話最高神の新技が『状態異常攻撃(即死)』ってのはどうよ?
技の説明もなんか悪魔の側(デビルサイドだってば)っぽいぞ……

ギョイヨvs利盈。
千手斬舞を阿修羅王の力を得てさらにパワーアップさせた万手斬舞をまたさらにパワーアップさせた
『百万手斬舞』でギョイヨはあっさりスライスさせる。
勢いで100倍にパワーアップした万手斬舞。千手斬舞の千倍ですよ?

タロスvsロクサーヌ。
説明するのも馬鹿馬鹿しい。
ロクサーヌの『超小型新星爆発』でタロスは瞬時にスクラップ。
「いいぞロクサーヌ!! その力で今一度「万魔殿」を焼き払え!」by有光
十天闘神の中でもガタイのいい有光は回復役なので戦いません。ワハハー!

「そうよ今よロクサーヌ!」
あんたも闘えサレオル。
智子の介護をしていたはずなのに、智子をラウルレシアにあっさりさらわれる体たらく。
功績……ラウルレシアの右腕切断。


万魔殿に連れ去られた智子。
それを見て万魔殿を攻撃できなくなるロクサーヌ。
そして、智子のまんまん様から流れ出た血液がズズッと人型になり、
そこから現われたのは悪魔皇帝改め悪魔貴公子ベリアル。
「そうです智子……
 あなたの為に帰ってきました
 ……あなたの中を通って…新しい身体になってね…」

どうやら智子は、ベリアルに攫われてる最中にハメられたらしい。
確かにそれを匂わせる描写はあったが……
そして、ザ・新魔王として覚醒した霊麒も万魔殿へ。
神の側大ピンチ。

智子はロクサーヌにテレパシーで「自分ごと悪魔の側と万魔殿を焼き払え」と伝える。
超小型新星爆発』を放とうとするロクサーヌだが、
突如空に一筋の流れ星が煌く。
そこで突如、昼間の流れ星についてのウンチクを垂れる利盈。
昼間の流れ星は、本質を見抜く……『慧』の象徴らしい。
そして、『慧』は残る十天闘神の一人、緊迦羅天の司る文字。
つまりこの流星は、『慧』を司る第9の十天闘神の誕生を示しているらしい。
尊越様がここにいれば、必殺の脱衣で教えてくれたものを……


↓こんな感じに。


果たして新たな十天闘神とは誰なのか!?

本命:もともと神の側だったムルキベル校長の血を引く竜子
対抗馬:新しく生まれ変わった悪魔貴公子ベリアル様
その他:ラウルレシア先生(最後のコマを見るとまるでこの人も候補者みたい)
穴:忘れ去られたジークフリード
大穴:シミチン

闘神に選ばれし者
神のみぞ知る宿命!!(アオリ)

っていうか、サンデー感想よりもよっぽど長いね。
やっぱこっちの方が好きな俺。

2006年06月24日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART17 自由の砦

「ハハハハハ私の全てを焼き払うだと?
 何百万という私の集合体であるこの身体を!!
 分裂すればそれまでよ!!」

「何百万だと……
 オレの中にはそれを上回る何億という声が叫んでいる
 新・黙示録戦争で殺された何億という人々の声がな!!」

……はて、霊麒は新・黙示録戦争を知ってましたっけ?
それはそうと巻来先生お得意の、
意味が無い割に妙に具体的な数字が出る理論の前にガアプは散った。
そしてベルゼバブ様はとうとう出撃の意志を固める。

ガアプは倒れたが、全身を刺されたムルキベル校長もまた、
霊麒に礼を言い残して息絶える。
その亡骸に向かうはロクサーヌ。
まるで繰気弾のようなエネルギー球『小新星爆発』を掌に生み出し、
ムルキベルの全てを心臓ごと焼き払おうとする。
既に『万魔殿』はムルキベルの心臓を礎として築かれようとしていたのだ。

どうでもいいのだが、ロクサーヌは半覚半眠の状態なので、
肉声ではなくテレパシーで会話を行っていたはずなのに、
復活してからは肉声で喋っている気がする……フキダシの形が普通になっている。

ロクサーヌ、渾身の一球を投げた――!!
……が、足元の岩場が突然崩れ、あっさり外れる『小新星爆発』。
グランメットの力、形無し。
そして岩場は積み重なり、巨大な岩のハエを形作る。
そのてっぺんに立つのはもちろんこのお方。



ベルゼバブ様、またも衣装がえで見参!!
育ての母の奇妙な性癖を目の当たりにして霊麒も驚愕。
そりゃ、いつもはPTAおばはんルックスだったのに、
こんなイカれたファッションで登場されたら驚くわな。

そんなことをしている間に自由の砦『万魔殿』は完成し、
開いた扉があらゆるものを吸い込もうとする。
あっさり崩壊する奇肱国。
そしていよいよ、『天界の門』がその姿を現した!!

ついに現われし天界の門!!
神と悪魔の戦い激化!!(アオリ)


ところで、一体いつになったら尊越様は姿を現すのでしょう?
天界で玉座に腰掛けてたりするのでしょうか?
身体が天使で顔は尊越様。ドムゴォ――

2006年06月17日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART16 愛と秩序

最も愛する者……それは自分!
ムルキベルの左腕は己の左胸を貫いていた。
そしてムルキベルが自分の心臓を引きずり出すと、
ムルキベルの姿がその本性たる漆黒の竜へと変化する。
その心臓を礎にせんとガアプが手を伸ばすも、
怒るムルキベルがガアプを噛み砕いていく。
そして前回大々的な復活を遂げた十天闘神の皆様は突如として解説役に徹しだし、
ムルキベルの造ろうとする『万魔殿』のウンチクを語る。
それは宇宙の銀河さえも一瞬に飲み込み消し去る、
日本神話の『天の岩戸』の対極に存在する『常闇』と同じ力を持つという。
それはそうと、突然ムルキベルの回想に突入。

邪神であるリリスを娶らんとするルシファーはミカエルにその許可を得ようとするが、
『秩序』を重んじるミカエルはルシファーの言う『自由』を認めずルシファーを牢に繋ごうとする。
それを見ていた周りの天使たちが、
(ムルキベル校長はともかく、その中にベルゼバブ様やガアプまで加わっている……)
自由を求めんとして一気にミカエルに牙を向く。
「愚か者どもオオオ!!」
ぶち切れるミカエル。かくて天に戦争はおこれり。

回想終了。
大暴れのムルキベルを感慨深げに見つめるベルゼバブ様。
一方、ムルキベルは全てのガアプの首を噛み千切るが、
実はガアプはF・F(フー・ファイターズ)のような微細な悪魔の集合体だったため、
ガアプは何事もなかったかのように復活。
小さなガアプの顔面が積み重なってガアプを構成してるところを、
わざわざ拡大図で示してくれる巻来先生。
復活したガアプはムルキベルの全身を剣で貫く。
断末魔の叫びと共に、握り締めていた自身の心臓(ちなみに血管はまだ繋がってる)を
ポロッと落としてしまうムルキベル。
ガアプが心臓ゲットだぜ――! とばかりに這い寄るところに、頭上から霊麒が襲い掛かる。

「害虫である貴様を一匹ずつ殺せないのなら……
 オレの怨霊の炎で焼き払うのみ!!
 怨霊爆炎直下弾!!」

ついに非道ガアプに裁きが下る!!(アオリ)

2006年06月04日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART15 魂の城

ガアプの作り出した万魔殿の『壊魔の力』によって崩壊しつつある奇肱国。
奇肱国のバタンと開いた襖から、飛び出でるは6つの光。

その者六つの翼をもち聖なる剣をもてり
その心は与えられし育まれし
大いなる愛で満ち満ち
その光が身を包む時その者は冠を与えられ
新しき名で呼ばれたり
神の側の人間と!!
(超人生誕 第十二章)


光の正体は、『気をつけ』の姿勢で高速飛行する(絵的にすごく変)、
十天闘神の神の側の人間だった!!

リリスに胴体ぶち抜かれてベルゼバブ様に攫われたはずの利盈。
なぜかその後、ちゃっかり他の面々と合流していたらしい。
久々登場で早速披露するは、新技『万手爆剣山』。


技名:万手爆剣山
使用者:厘利盈
属性:斬・射
備考:なし

無数の剣を投げつける。
かつて使った『千手剣山』の上位技と思われるが、具体的にどう違うのかは不明。
とりあえず、投げつけた剣のデザインが全て異なるのは『千手剣山』と同じ。


久々登場、というよりパーティ加入以来背景だったオーディン。
ここで放つは『トールブーメラン(雷神回転剣)』。

技名:トールブーメラン(雷神回転剣)
使用者:オーディン
属性:斬・射・雷
備考:なし

斧を投擲する。ロマサガ的にはトマホーク。
北欧神話の神々の王たるものの技が、最下級の斧技とは……
ちなみに、以前使った時はトール(雷神回転剣)ブーメランだった。
多分その場のノリ。

相変わらず寝っぱなしのロクサーヌ。
技はもうあれしかない。

技名:オレンジショットニードル
使用者:ロクサーヌ
属性:射
備考:アンデッド特効

魔を滅するためのオレンジに浸した針……が、
グランメットの超絶パワーで謎の進化を遂げた技。
ロクサーヌの全身を包むオーラから射出される針。
世界を生み出した創造神を守護神に持ち、
世界を崩壊に導いたグランメットの力を秘めた男の技は『』。
ゲゲゲの鬼太郎と同レベルである。


利盈しか新技を出していないあたり、キャラの重みの違いが現われている。
それはそうと、鳴り物入りで発言したガアプの『万魔殿』は、
神の側の人間達の攻撃であっさり崩壊。
前回大々的に登場したのは一体なんだったのか。

喜ぶ霊麒だが、衰弱しきった智子の生首は応えない。
智子の首を抱き号泣する霊麒。
その頭上に、気をつけの姿勢で高速飛行する(絵的にすごく変)有光が現われる。

「まだ大丈夫だ霊麒
 たとえ首だけになろうとも神の側の人間の脳は
 血液なしで10分は生きていられる」

巻来先生お得意の、無駄に具体的な数字が出るトンデモ理論が炸裂。
10分経つ前に有光の『毘盧遮那浄化光』で智子の生首と肉体がドッキング。
復活する智子。
今ここに15年の時を経て、十天闘神の8人が集結した!!

あっさり崩壊したガアプ作万魔殿に対して、
『万魔殿なめんな (#゚Д゚) ゴルァ!!』とぶち切れのムルキベル、
愛娘の竜子の命を犠牲にして真の万魔殿を生み出さんと、
貫手を智子にぶち込もうとする。

「やめろムルキベル―――ッ!!」

ブシャアッ!! と血糊が広がったコマで次回にヒキ。

大地に染まる血は誰のものぞ…
光に照らされた闇はさらに強固に抵抗す…!!(アオリ)

2006年03月26日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART7 七つの大罪

奇肱国の地下にいるという『声』の主。
しかし、うかつに動こうものなら、ベルゼバブ様(お母様)が黙っていない。
霊麒は奇肱国の門へ近づくそのチャンスを、
3日後に開催されるマラソン大会に賭けるという……

三日後。
学園関係者の悪魔側の皆様が会談中。
このマラソン大会は、途中に三つの関門を用意することで、
ギリシャ神話の英雄、アキレスの如き力を持つ人間を探し出す事が目的だという。
そして、そのような人間たちは、
悪魔の宮殿『万魔殿(パンディモニウム)』の人柱に必要なのだという。
この大会に霊麒を参加させることに危険を感じるラウルレシア先生(担任)に、
霊麒が悪魔側に覚醒したと勘違い中のベルゼバブ様(お母様)は大丈夫だと太鼓判、
竜子に霊麒の監視をさせているから心配ないと言うムルキベル校長。
しかしベルゼバブ様は、竜子は「肉」を食べない上品な方だから惑わされない、
ムルキベル校長の「神」の上品な血を受け継いでいる、
と皮肉めいた発言。

一方、マラソン大会。
ベラドンナで惑わされる普通の人間には何の変哲もない風景だが、
今の霊麒には瓦礫の中で悪魔が人間を喰らう、真実の光景が見える。
そんな光景を黙って見ていなければいけない自分から脱却するため、
自分は「声」を目指すのだと竜子に霊麒は語る。

そして一行は第一関門へ到達。
第一関門は巨大な悪魔の顔をした門。
前に集まる生徒たちに、門は語りかける。

人間は地獄へ堕ちるべき「七つの大罪」を犯している
 そのふたつが「強欲」の罪と「大食」の罪!!」

叫ぶと同時に門は悪魔そのものへと変形し、
集まっていた生徒たちに喰らいつく。
霊麒は竜子とシミチンを庇いながら瞬時に難を逃れるが、
大勢の生徒は門の悪魔「悪鬼ギュイヨ」の犠牲となる。
同級生が喰われる様に怒る霊麒だが、竜子がそれを止める。
今も霊麒の傍にはベルゼバブ様の眷属たる蝿が飛んでいるのだ。
見てみぬフリをして去ろうとする霊麒だが、
その時にマラソンのためか空腹でハラが鳴る。
空腹の霊麒。人を喰らう悪鬼ギュイヨ。
そこで霊麒は自らの欲望を満たしつつ、ギュイヨを葬る理屈に気づく。

友達を思って怒っちゃダメなんだろうけど…
 こっちはハラがへってるのにうまそうに喰ってるあいつが
 羨ましくてハラが立っても
 いいだろーっこの野郎――――っ!!」

2006年03月20日

和尚ゾーン

さて。
最近バンチ誌上では、ゴッドサイダーセカンド2大アイドルの一人、
ベルゼバブ様が大活躍しているものの、
もう一人のアイドル損悦尊越様の御姿が未だ拝めておりません。
あまりの寂しさに毎夜涙で枕を濡らす全国1億9千万人の尊越サイダーな皆様のために、
尊越様名場面集をここに掲載しようと思います。
巻来先生とコアミックスに怒られませんように……

続きを読む "和尚ゾーン" »

2006年03月19日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART6 エウリュディケの声

沈黙は金
その言葉を破ってしまった霊麒の内に、
自身に対する死刑宣告のような声が響く。

霊気が人間を助けたことを知り驚愕するベルゼバブ。
おもむろに自身の服を破り捨てると、
その胴体が縦に裂け、臓物が顕になる。
そしてその内から巨大な蝿が霊麒を殺さんと飛んでゆく(自宅大破)。

そこでまた霊麒の中に響く声。

「犯せ! 命が惜しかったら目前の女を犯すのだ!!
 早くしないとお前は死ぬ!!」

何かに突き飛ばされたかのように、霊麒は裸の女性にのしかかり、
女を犯したかったから来たと心にも無い言葉を口にする。
それを見た巨大蝿はピタリと止まり、主のベルゼバブの下へ帰ってゆく。
そして霊麒は、竜子にブーツでぶん殴られて失神する。

一方、霊麒が自らの欲望の為に女を救ったと勘違い、
満足そうにほなにーに明け暮れるベルゼバブ様。
絶好調!! だれも巻来先生を止めることはできない。
なんてヤツだ! ビョーキ野郎めッ!!

しばらく経って気を取り戻した霊麒は、
竜子に自分を操る『声』について語る。
地底の底から聞こえるような、暖かい声。
だが、その声は「声」の正体を探ろうとすると、
二度とその「声」に出会えなくなってしまうという。
その話を聞いて竜子はエウリュディケの神話について語る。
妻のエウリュディケを蘇らせるべく、
冥府の王ハーデースと交渉したオルフェウスは、
地上に戻るまで妻を振り返ってみてはならない
という約束を破ったがために、二度と妻と会えなくなってしまったという。
竜子はその神話同様の悲劇を起こさないため、
「声」の正体を探るのはよしたほうがいいと忠告するが、
霊麒は「そんなもんバーデースぶっ殺して妻を取り戻せばよかったんだよ
との大胆発言で聞く耳持たぬ。

そして霊麒はその「声」の周りの映像を写した紙を取り出す。
そこに描かれるは、富士の麓の奇肱国と、その下にある謎の大穴。

「あの門の地下からの「愛するエウリュディケ」の声かもってな……」

続きを読む "ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART6 エウリュディケの声" »

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART5 「沈黙は金」か?

昨日の一件以来、身の回りの様々なものの周りに異形を見るようになった霊麒。
母親(魔界の副王様)の後ろにも、竜子の後ろにも。
シミチンは昨日のことを覚えていない。
周りの人間は誰もサイトウとスズキンのことに触れはしない。
そして霊麒は授業中廊下に立たされた生徒たちが二度と戻ってこないことを思う。
霊麒の内に響く声。
「沈黙は金」「知らないフリをするんだ」
そして身の回りの事に目を瞑り、余計なことを口にしない霊麒。

夕飯を終えて部屋で寝転がっている、霊麒は誰かの叫びを耳にして跳ね起きる。
そして窓を開けてそちらの方角――公園を見やると、
そこで異形の悪魔たちが女性を犯している光景を目撃してしまう。
思わず窓を飛び出し駆け出す霊麒に襲い掛かる謎の影。
それはゴッドサイダー恒例『露出が多いを通り越した装甲』に身をまとう竜子だった。
竜子に『母上が見ている』と言われ、そこで頭の中に響く『沈黙は金』の声。
だが、女性を犯して満足した悪魔が女性を喰らおうとしているのを見た霊麒は、
思わず悪魔たちを拳の一撃で粉砕してしまう。
その光景を、使い魔の蝿を介して覗き驚愕するベルゼバブ。

「黙ってらんなかったんだけど…
 やっぱまずいかな………」

2006年03月05日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART4 神か悪魔か

サイトウとスズキンがモラックス達に喰われた残骸だったことを知り、怒る霊麒。

「許せねぇ―――っ 殺す!!
 オレがこの手でてめえらをブチ殺す!!」

モラックスの地下墓地恐刺(カタコンベファイヤー)をものともせず、
霊麒は瘴気の渦を拳とともに打ち出し、モラックス兄弟を粉々にする。
そこへ現るは、霊麒ママンことベルゼバブ。
今の気持ちはどうかと霊麒に尋ねると、
その返答は「何かが解放されたようでとても爽快な気分だよ
ベルゼバブはモラックスの頭を踏み潰す霊麒を見て、
霊麒が悪魔の側に覚醒したと判断。
霊麒たちをベラドンナの芳香で幻惑して連れ帰る。
なぜか霊麒たちと一緒についていくシミチン


右:ママン(魔界の副王様) 中央:2代目主人公 左:シミチン

霊麒が悪魔側に目覚めたことを喜ぶムルキベルだが、
帰っていく霊麒の後姿を見た竜子は、
霊麒がこっそり『ファッキュー!(C)苅部誠』しているのを目撃する。

続きを読む "ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART4 神か悪魔か" »

2006年02月25日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART3 腹を決めろ!

<あらすじ>
モラックスの僕たる人形達にナイフで刺されるシミチンを庇う霊麒。
彼はモラックスの後ろにその本性たる悪魔の姿を見る。
それに気をとられる霊麒の頭上から、
学友のさいとう(本名斉藤)とスズキン(本名鈴木)が正気を失った目で襲い掛かる。

一方、校長室では、ムルキベル校長の下へ霊麒の『母親』が姿を現していた。
それはなんと、魔界の副王ベルゼバブ。
彼(彼女)は語る。
霊麒の父親、霊輝は神魔の血を持ち、
母親の智子は神の側たる血にくわえ、悪魔皇帝ベリアルの血を宿している。
それ故、霊麒も霊輝同様、神魔の血を半々で持ち合わせるため、
神の側か悪魔の側か、どちらに転ぶかは半々だということ。
最初にどちらの血を呼び覚ますかによって、それは決定付けられると言うこと。
そして、ベルゼバブは魔王の後継者として悪魔の血を呼び覚ますために、
幼い頃から霊麒を育ててきたこと……
ベルゼバブが懸念するのは、
モラックスの『』によって自分が痛めつけられて覚醒するのではなく、
傷付けられた友の為に力を覚醒させることだった。

頭上からナイフで襲い掛かるスズキンの眼に光るものを見た霊麒。
己の腕を装甲体と化して拳を打ち出し、一撃の下に二人を肉片と変えてしまう。
それを見て喜ぶモラックスと、あまりの行動に霊麒を責めるシミチンに対し、霊麒は語る。

オレは…
 いつも頭に霞みがかかっているようで考えがまとまらないんだ…
 …だから行動する時は考えずに直感でやる…
 すぐに腹を決めるんだ…
 そうだ やるかやらないか瞬時に決める
 友達でも殴らなくてはならない時は必ず殴る
 サイトウとスズキンは「殺してくれ」と涙を流していた
 …だから殴った…
 すぐに腹を決めて殺してやろうと全力でな…

続きを読む "ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART3 腹を決めろ!" »

2006年02月11日

ゴッドサイダーセカンド7巻

今回の表紙はロキ。
ロキの脳天に魔王様のドロップキックが炸裂するところまで収録。
しかし本作最大最強の敵の必殺技がドロップキックとは……

続きを読む "ゴッドサイダーセカンド7巻" »

2006年02月10日

ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART2 次代の王

■哀れシミチン針鼠!
なんというかやはりシミチンは
タツ坊・レンコンの生まれ変わりだった模様。
南無ー。
まだ死んでないけど。
上手くいけば最終盤でいろんな人たちと一緒に
霊麒の背景に出ることも可能なのだが。


■霊麒が生かされている理由
ゴッドサイダー恒例イベント。
魔王の後継者としての資質に期待。
しかし、どういう経緯で彼は悪魔の側の人間の保護下に置かれたのか?
っていうか、セカンド序盤で悪魔側が霊輝にしようとしたように、
儀式の力で霊麒の悪魔側の力を引き出すとか、
そういうことは出来なかったのだろうか?


■神の門番
シルエットがいかにもな十天闘神の皆様なのですが……
とりあえず、利盈の右腕がまた復活しているのはなぜ?
(黄昏の要塞編では何の説明もなしに復活し、
 すぐに何の説明もなしに消えていたけれど)
っていうか利盈はリリスに拉致されたまま行方不明なのだが……
これは開発中の画面で実際の製品とは異なるのだろうか?
そしてもはや立派なおばはんの沙麗央やヴァルキューレが、
戦闘コスチュームが変化していないというのはどうなのか?

いやそれよりも、我らが尊越様は今どこに?

2006年02月04日

ゴッドサイダーセカンド 第二部開始

シリーズのクライマックスが近づく度に、
ファンを襲う打ち切りの恐怖!
それを乗り越え、今度は設定リセット!!
リリスに誘拐されたまま行方不明になった利盈の運命は!?
今回フキダシで顔が隠れていた母親はやはり智子なのか!?
歳をとればとるほど戦闘コスチュームが板につく男、
有光は第二部でこそ活躍できるのか!?
もはや立派な中年で脱ぎ要員としての
役割を果たせるとは思えないサレオルの運命は!?
せっかく蘇ったのにそれ以降全く出番のないロクサーヌの立場は!?
頭数合わせ以外の何者でもない
ヴァルキューレの事を今も巻来先生は覚えているのか!?
和尚のパシリでしかなかったオーディンは
第二部でもやはりパシリなのか!?
そして、我らを魅了してやまない邪悪な瞳の尊越様は今どこに!?
今度こそ、残りの十天闘神は出てくるのだろうか!?
っていうか、もしかして十天闘神までも全員リセットですか!?
魔王を道連れに死した主人公・鬼哭霊輝に続く新たな主人公!
彼の名は鬼哭霊麒!!
髪の色がパンクなのは智子にベリアルの血が混じっているからなのか!?
謎と期待が渦巻く、ゴッドサイダーセカンド第二部、
開幕ゥウ――――ッ!!

続きを読む "ゴッドサイダーセカンド 第二部開始" »