NEW COMER <VOL.18:悲叫>
<あらすじ>
ミケーレ邸へたどり着いた慶子の前で横転した一台の車。
その中から現れたのは頭部を半分吹き飛ばされたニコライの亡骸だった。
傷口から脳が溢れ出しているその無残な姿を見て呆然自失の慶子。
そこへ突っ込むは、ニコライ達を追いかけてきたミケーレ一家の車。
そのまま慶子にぶつかって、車は電柱に正面衝突したかの如くひしゃげる。
そしてなんか変なポーズではるかかなたに吹っ飛ばされる慶子。
そのまま街路樹に正面衝突して今度は垂直自由落下。
さんざんである。
ちなみに、ミケーレ一家の人たちはエアバッグのおかげで無事。
バガーノは右腕に重症を負ったものの命を取り留めていた。
やっとの思いで車から這い出してミケーレ一家に保護されるも、
ニコライの変わり果てた姿を見て号泣。
バガーノを引きずって連れて行こうとするミケーレ一家に、
ニコライの敵討ちとばかりにナイフをブッ刺すトマーノだが所詮は多勢に無勢、
周囲からの射撃に斃れてしまう。
ミケーレ邸の前で繰り広げられる一大スペクタクルを、
ダリオはよせばいいのに激写。
一斉掃射を受けてかろうじて車の中に隠れるも身動きできなくなるダリオ。
ひたすら車へ向けて射撃しまくるミケーレ一家一員の横に、
街路樹の方から人影が迫りよる……
それは、
トップスピードの車と正面衝突⇒街路樹衝突⇒垂直自由落下
の三段コンボを経て変わり果てた姿の慶子であった。
右眼球は眼窩からはみ出し、体のあちこちでは筋繊維や骨が露出している。
「ゆ…許せ…ない…絶対に…許せ…ない…」
身も心もゾンビのようになった慶子を見て、
そのあまりにも異様過ぎる姿のためか「エ? なぜ?」と思わず素で返すミケーレの人。
その質問を無視して、とりあえずはみ出した眼球をはめ直してから右拳を脇にセットオン。
一気呵成に繰り出される慶子の拳は、ミケーレの人の胴体をブチ破った!
……ということで、お亡くなりになってしまったニコライ。
一話目でいきなりおくたばりになられた慶子パパよりも、
色んな意味でインパクトのでかい死に様であった。
旧作の優はサイボーグ化して甦ったが、流石にニコライに復活の目はないか……
なんにせよ、今回でようやっとこの漫画の本領が発揮されだした。
そもそもメタルKとは『ホラー映画の悪役チックな女主人公』というコンセプトの漫画。
今回のゾンビ慶子がミケーレの一員に迫る演出や姿はまさしくホラー映画の悪役であった。
そして正拳突きで人間を粉砕……シュールである。
だが、それがいい。
このまま次号もいい感じで無茶苦茶やってほしいところである。
……次号は休載じゃありませんよね?
ところで、今回のカラー扉の慶子だけ、
なぜか昔に近い画風で描かれているような気がする。
顔が幼い……