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思うことをちまちまと適当に

ガッシュの一気読み感想。
なんちゅうか、面白いところとそうでないところの落差がかなり激しい気がする。

時折挿入されるギャグエピソードや、
キャンチョメ絡みの話はやたら面白かったりするんだけど、
ファウード編の7割のエピソードとか、
ウマゴンティオ消滅イベントとかは特に面白みを感じなかった。
一般的な評価はどうか知らないけれども、
後者については「定番な展開」をそのままなぞっただけで、
こっちの想定からいい意味で外れた展開がなかった、と思えた。
ウマゴンやティオ、キャンチョメについては仲間になった時点で、
「ラスト付近でガッシュを助けるためになんかこう感動チックに消えていく」
という展開が待っていることは目に見えていたので、その通りのことをやられてもなあ……
その前に消えていったキャンチョメのエピソードが良かっただけに尚更気になってしまう。
修行によって編み出した術の内容からしても、
キャンチョメと他二人であまりにも差がありすぎる辺りからして、
キャンチョメはかなり特別待遇を受けているような気がする。


キャンチョメの新術。

『フォウ・スプポルク』
状態異常。敵の術を強制中断させる。
その絶大な効果の割りには有効条件が緩すぎる(見るor聞く)。

『ミリアラル・ポルク』
敵の術を使って攻撃する(攻撃されたと信じ込ませる)。
術で相殺されたらどうなるんだろうか?
所詮は幻覚だからぶち抜かれるのだろうか?

『シン・ポルク』
相手に強烈な催眠効果を与える幻術。
術の強制中断も可能。特殊能力の中断も可能。


……『ミリアラル・ポルク』は言うほどにスゴイ効果ではないと思うが、
(元々攻撃能力が低いキャンチョメが覚えた有効な攻撃術で、
 かつ低コストで極大攻撃クラスの威力を出せるっぽい?という意味では重要だが)
他の二つが反則的。
状態異常が強力なRPG(Ex.世界樹の迷宮II)では、
状態異常攻撃の有無で戦闘バランスが激変するが、
キャンチョメの術はまさにそれと同じ。
(ちなみに、同じく超強力な状態異常術『オラ・ノロジオ』を持つモモンは、
 途中から消える直前まで全くその術を使わなくなった。どう見てもバランス調整です)
「己の無力さにコンプレックスを持っていたキャンチョメが手に入れた絶大な力」
という設定の為、そして何よりも、
キャンチョメをラストバトルに参加させる気がない故に生まれたトンデモ術か。
その反面、ティオやウマゴンの術がしょぼい……というか適当すぎる気がする。

『リマ・チャージル・セシルドン』
チャージル・セシルドンが二つ出る。それだけ。

『シン・シュドルク』
とにかくスゲーシュドルク。鎧は可変。でもそれだけ。
おまけに使ってると自壊する。

うーん……ひねりがない。特に『シン・シュドルク』。
まあ、『シンの術』とか言って仰々しく出てきた割りには、
『シン』ってのが単なる汎用最上位強化系部首にしか過ぎない存在なのだが。
何でもシンってつけりゃいいもんじゃねえ(特にクライマックス)。

にしても、32巻辺りからドラゴンボール化が進行しまくってたなあ……
魔力探知がどう見ても気を探ってるようにしか見えなかったり、
終盤のクリアのデザインがもう完全にジャンプキャラの系譜だったり。
うーむ……


それはさておき、いつ何時も「仲間が助けてくれる」という展開は熱い。
敵がやると妙に卑怯くさく見えるのだけれども、
主人公側がやると妙にカッコ良く見えるのは何故だろう?
最後の仲間召喚の原理について明確な記載はないけれど、
『この本の持つ本当の力を引き出した』
という言からするに、これはどの本にも秘められていた力ということらしい。
そもそも自力で術を使える筈の魔物達に、
わざわざ『人間の協力がないと術が使えない』という制限を科す時点で、
本を作った者の目的は
『他者との絆の大切さを王になった者に知らしめるため』
という気はしていたが……
それに真に気がついた者だけが、特権として得られる力なのか?
そう考えると、
『実は魔界の連中はみんな魂になってます、
 王の好き好みでいらねー連中適当に消せます』

というわけの分からんトンデモ展開の解釈がつく。
ガッシュのように王たる資格を得た者は何者にも勝る反則的なトンデモ能力を獲得でき、
クリアのようにどんなに強大な力を持っていても
他者を思いやる心を持たぬ者は決して王にはなれないようになっているシステム。
ついでにみんな魂だから、
「実体を持たない幽霊超人だから容易に天界に侵入できるのよーっ!!」
の原理で、現世にも現れることができると。
この件については前々から伏線を張っていたので、
当初からクライマックスはこういう展開にするという構想があったようだ。

にしても、コルルに別人格植えつけたとかいう設定は何なんだろう。
ウマゴンやモモンのように戦闘意欲ゼロの魔物は放置されているし……
あれは本を作った者の意思ではなく、
コルルの周りの連中が勝手にやったことなんだろうか。
ガッシュの行動理念に絡み、何度も引用される重要なエピソードの割りに、
同じような境遇のキャラがその後1人も出てきていないし……
実はローカルルール?

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