壮大なるサーガは今終結へと向かう!!
己の命すら断ち切る哀しみの一撃!!(アオリ)
「過去の私を殺せばお前は存在しなくなるのだぞ霊麒――っ!!」
「……これで…終わりだ…」
霊麒の五大元素聖剣がルシファーの左肩から脚部にかけて深々と食い込む。
その瞬間、霊麒と絶対神は共に散り散りの細胞と化してしまう。
二人の細胞は溶け合い、一匹の蝶へと姿を変えた。
(れ…霊麒…私は…消える…のか…?
消え…去って…しまう…のか…?)
(そうだ…オレと…そして…みんなと…一緒に…)
そして霊麒は散っていった皆の下へ旅立つ。
光の中で微笑み全裸で霊麒(とついでに絶対神)を迎えるかつての仲間達。
霊輝、智子、利盈、有光、沙麗央、ロクサーヌ、オーディン、ヴァルキューレ、竜子、ベリアル、
ロキ、シグルド(最終話にしてようやっとその存在を思い出されたらしい)……
そして尊越様!!
他のみんなは微笑んでいるのに何故か1人だけ渋い顔つきの尊越様。
目元が影になっている尊越様。
最後ぐらいちゃんと締めようよ尊越様。
そんな1人だけ浮いてる奴がいるけれど、
それはそれとして皆で霊麒を涙ながらに抱きとめる。
その中で一人ごちる絶対神。
(…………
そうか…わかったぞ……
あのリリスの瞳からこみ上げてくるものの意味が今…わかった…
…この世の苦しみ…悲しみ……そして…懐かしい暖かさ…全てが…
生きるという事…)
現在の新地球では、太陽をバックに涙を流す絶対神の顔が浮かび上がっていた。
それを眺めるシミチン達。
と、見る間にその泣き顔が笑みを浮かべる別人の顔に変わる。
「あ…あれは……あの顔は間違いない
あの顔はオレの…友達の顔だ
親友鬼哭霊麒の顔だ」
太陽に浮かぶは霊輝も含めた歴代十天闘神+尊越様の顔。
どんな表情を浮かべてるか顔が隠れてわからない沙麗央と、
なぜか真顔の霊輝を除き、皆一様に笑顔をたたえる十天闘神。
そしてなぜかここでも仏頂面&影になってる怖い目つきの尊越様。
だから最後くらいキチッと締めようよ。
……いや、キチッと締めてこれなのか尊越様。むしろこれが正しい姿なのか尊越様。
「…たとえ消え去っても…お前の姿はいつまでもオレ達の心に焼きついているよ…
ありがとう…霊輝…
お前こそ永遠に……オレ達の神だ…」
こうして地球は霊麒の活躍によって救われた。
そして地球から飛び立つ一匹の蝶。
と、その蝶がふと宇宙空間に溶けるように消えて行く。
蝶は次元の穴の中に迷い込み、次元を超えて別の世界へ到達しようとしていた。
その蝶が行き着く先で見たものは……
………
……
…
無数の悪魔を従えて立つ魔王。
その掌には妃リリス。
両サイドを固めるは魔界の副王ベルゼバブ様にルキフグス。
そして彼らに立ち向かうは……
霊気、流璃子、阿太羅、マリガン、ジェミニー、法粛、キョウ(←漢字出ない)!
それは懐かしの初代ゴッドサイダーにおける十天闘神の面々であったッ!!
トミー、陀華桜と密桜、アスタロト、行仁様は参加していないッ!!
前作のシチュエーションではあり得なかった光景ということからすると、
前作の人物こそ存在するもののそれとは異なる別次元ということになるのであろうか。
そしてまた別の世界でもまた、神の側と悪魔の側の戦いの火蓋が切られようとしていた……
長い間ご愛読ありがとうございました!!(アオリ)
ゴッドサイダーセカンド…完