« 2007年04月 | メイン | 2007年06月 »

2007年05月21日

『黒博物館 スプリンガルド』について

というわけで、藤田和日郎新連載開始に伴い、モーニングの購読開始。
1話、2話と見た印象だと、まだなんとも言えず。
なんとも言えないということは、前向きに考えればダメダメってわけじゃあないけれど、
後ろ向きに考えれば決して面白いとも言えない、という微妙な状態。
まだ判断を下すには早いと思われるが、
からくりのように1話で心を鷲掴みにされるような内容でないのは確か。
邪眼同様、比較的丁寧な内容ではあるけれど、
かといって特にプラスアルファを見出せない、といったところか。
あくまでも、まだ様子見だが……

ところで、第1話が掲載されていた号の巻末インタビューでは、
邪眼の存在が完全にスルーされているような気がするのだが……
スピリッツは”大人の男”を描ける場所ではなかったのだろうか?
その割には少年漫画的設定の邪眼はスピリッツで浮きまくっていたような気がするが……

2007年05月19日

冥界編完結、そして尊越様の正体

どうも尊越様が出てくると、テンションが上がりすぎてかえって書きにくいことに気がついた。
今回はちょっとまったりモードで書いてみます。

>利盈、ロクサーヌ、竜子復活
そして死んだままの智子、有光、沙麗央、オーディン、ヴァルキューレ。
ハッキリ言って有光以外は頭数合わせのためだけの役立たずの雑魚なので、
別に死んでもらってても構わないのでは。
ドラクエ的に考えてみると、

戦士:利盈
魔法使い:ロクサーヌ
僧侶(ニフラム):竜子

ということで一応バランスはとれているわけで。
これで回復系僧侶の有光さえ復活すれば完全無欠だが、
回復能力は戦闘漫画のバランスを破綻させかねない危険能力なので、
敢えて封印させたまま?


>尊越様の正体
というわけで、結局尊越様の正体は、前作の行仁和尚同様に大天使ミカエルだった模様。
その割には言動が邪悪すぎる気もするが……
しかし、人間を虫ケラ扱いする冥界王も立派な神の一員。
そして前作でも初期の阿太羅が得尊を見捨てようとしていたり、
法粛が地球を木っ端微塵にしてでも魔王を倒そうとしていたことから考えると、
実は神の側ももともと人間や仲間に対する情など持ち合わせていないのだ。
(作中描写からするに、むしろ悪魔の側の方がよっぽど仲間意識や情が強い)

また、行仁和尚と尊越様の違いは、
前作と今作とで魔王とミカエルの関係が異なることによるものと考えられる。
前作の設定では、ルシファーが魔王となった経緯について
『ルシファーはドムゴォーの計略に落ち、濡れ衣を着せられたために天界を追われた』
と語られている。
つまり、ルシファー追放についてはもともとミカエルは関知しておらず、
かつて戦ったのも、あくまでも天界を守るためで、
魔王そのものに対する怒りや怨恨があったわけではなく、
それゆえ行仁和尚は魔王に対して同情的だったと考えられるのである。
しかし、セカンドでは様々なキャラの回想から察するに、
『ルシファーはリリス(異神の眷属)と結ばれることをミカエルに許されなかったため反旗を翻した』
というのがルシファー追放の経緯らしい。
回想でもミカエルはルシファー達に対してブチ切れている。
自由を求めるルシファーと秩序を求めるミカエルとの衝突が神魔の戦いのきっかけなのである。
魔王を打ち倒し、封じ込めたのがミカエル自身であるがゆえに、
ミカエルの化身である尊越様は魔王を徹底的に否定するのではないか。


つまり、
『魔王復活阻止のみが至上目的』
『その目的のためならば何者をも犠牲にすることを厭わない』

という尊越様の言動は、決してネタ的なものや巻来先生の天然行動ではなく、
計算されたキャラクター設定に基づくものであったと考えられるのである。