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2007年01月26日

アルバトロス後日談

若木民喜先生のぶろぐ様にて、
アルバトロスの設定バラシその他が行われた模様。

………
……

私がかつてサンデー感想で好き勝手言っていたのは、
あくまでも『サンデーを購読している読者である私』『サンデー漫画に対して抱く心情』
ストレートに表現したものであった。
それはあくまでも『消費者』の立場から、『商品』や『責任者』に対して抱く心情であった。
サンデーの巻末や、あるいはWebサンデーのコメントについても、
それは『サンデーの漫画家としてのコメント』であるために、
それに対してもわりと好き勝手言っていた。

しかし、今回若木先生は、『自分のblog』という私的な場で、
『かつてアルバトロスを書いていた男』という立場から語られている。
その裏話について、氏本人へのメールという直接感想を伝えるわけではなく、
自分のblogなどというスペースで一方的に語るのは、
甚だ礼を失した行動になるのではないかと思う。
さて、どうしたものか……


と悩んだ上で、結局書くことにします。
とりあえず正直なところを言わせてもらえば、
今回明かされた謎……回収されなかった伏線については。


「だからどうした」



以上の感想は浮かんできませんでした。
物語の舞台設定としては悪くないのだけれど、それを漫画のメインに据えるには力不足。
別に何に似ているというわけではないのだけれど、
どこかで聞いたような見たような、目新しさを感じない設定。
結局、連載中に感じた『もったいぶる程でもない謎をいちいち引っ張っている』
という感想そのままです。


敢えて辛辣なことを言うならば、たとえ連載のページが倍であったとしても、
若木先生が今回の反省を生かして1からアルバトロスを書き直したとしても、
やはり結果(中途打ち切り)は変わらないと思います。
それほど読み手を引き付けられるとは思えない設定を、後生大事にとっておこうとしていた限り。


……というようなことを書いてると、見えないところで人の悪口書いてるようで気分が悪くなる。
『商品』に対しての文句は平気でつけられるが、
『個人の述懐』についてどーこー言うのは人として間違ってるよなあ……

2007年01月22日

ゴッドサイダーセカンド 第二部 冥府地獄編 PART1『ヴェスヴィオの道』

ギリシャいちの吟遊詩人オルフェウスには
エウリュディケという美しい恋人がいた
ふたりは幸せな日々を送っていた
しかしある日悲劇が訪れた
毒蛇に噛まれ最愛のエウリュディケが死んでしまったのだ
オルフェウスは恋人の亡骸を抱き誓った
エウリュディケを死者の国から取り戻す事を
冥界の王ハーデースの下から取り戻す事を…
そして彼はヴェスヴィオ火山の洞窟の中の道を降りて行った
現世と冥界を結ぶ暗く長い道を……


失ったものを取り戻すため
あえた地獄の道を選ぶ…
それが神の側(ゴッドサイド)の生きる道!!(アオリ)


霊麒とベルゼバブの力によって世界中に生じた裂け目。
そこへ落ちた者たちは皆、生きながらにして冥界へと運ばれてしまう。
そして冥界へ落ちた者たちは、天上から注ぐ光から外れてしまうと即座に白骨化してしまう。

「魔王よ
 この不快なる惨状がお前の作り出した巨大なる邪気のせいだというのか…
 その力が我が冥界に無数のヒビ割れを起こし
 そのすき間から入る太陽光によって
 冥界でありながら現世と変わらぬ場所を作り出しておると…
 まるでエウリュディケを連れ戻したオルフェウスが通った道…
 冥界でありながら生者が通れる道…
 ヴェスヴィオの道を無数に作っておると!!
 …死臭もせぬ生者がこの冥界を…
 我の世界を自由に歩いておるとは不快だ
 実に不快だ…」

長い独白を続ける鎧の男、その正体こそまさしく冥府の主ハーデース。
そして彼の傍に立つ、Tバックを装着した無闇に露出度の高い女は、彼の妻ペルセポネー。

閑話休題。
冥界の川の中にある『ヴェスヴィオの道』。
そこへ落ちた者たちが、水の中から顔を出す。
その中には、なんと霊麒の無二の親友、シミチンが!?


「だ 大丈夫か石山さおり!!」

一緒に落ちたらしいクラスメートに声をかけるシミチン。
何故にフルネームで呼ぶのか?

「だ…大丈夫よ清水(シミチン)君…」

清水と書いてシミチンと読む!!
何気にシミチンの本名初公開である。
下の名前が分からないけど。
そして、石山さおりに抱きつかれて顔を赤らめるシミチン。
今ここにシミチンの絶頂期到来。
と、そこへ一艘の舟が近づく。

「お前達……
 見た所10代なのに…堂々と私の目の前で抱き合うとは
 立派に冥界第二園「邪淫地獄」に落とされる資格を持っているよ!!」

舟をこぐは、アケロンテ河(三途の川)の渡し守カローン。
冥界へ訪れた生者をヴェスヴィオの道から引きずり出すべく、「死者の投網」を投げつける。
文字通り一網打尽にされるシミチンたち。
大勢の人間が次々と白骨化してゆく。
シミチンと石山さおりの命は風前のともし火。

その光景を離れたヴェスヴィオの道から眺める一人の死神。
顔を覆う髑髏をはずすと、その下からは霊麒の顔が……


叫び声が轟く世界!!
霊麒 地獄の扉を叩くのか!!(アオリ)


結局冒頭と最後に顔見せしただけの主人公。

2007年01月07日

ゴッドサイダーセカンド 第二部 常世の国編 PART33『愛の毒』

久方ぶりのセカンド感想である。
気がついたら2ヶ月近くも放置していたのか……
どうも、トラウマインドといいラブポイズンといい、
トンデモ用語が炸裂すると何を書いていいかわからずフリーズしてしまうようです。


閑話休題。
にこやかに微笑む天使たちによって太陽に引きずられるベルゼバブ様。
最期の力を振り絞り、霊麒へ向かって腕を伸ばす(文字通り伸びる)。

「…無駄じゃベルゼバブよ…
 邪悪のみが支配するお前の身体が打ち出した爪は
 十天闘神の力が集結した光の鎧を傷つける事はできない」

ところがどっこい、ベルゼバブ様の心の中に残っていた霊麒に愛する愛情の篭った爪は、
見事霊麒の胸にクリーンヒット。
霊麒の装甲を肉ごとえぐったものの、そのままベルゼバブ様は昇天(文字通り)。
合掌。

一方、常世。
雨あられのように降ってくる人間と悪魔の中で、
仮面の人が相変わらず意味がありそうでやっぱりなさそうな発言。

また一方、現世。
霊麒の胸の傷はたちどころに治ってゆくが、
しかしベルゼバブ様の爪の欠片は、なおも霊麒の体内にとどまっていた。
ベルゼバブ様の愛情の篭った爪、それは十天闘神の力で浄化されることもなく、
霊麒の血管の中を駆け巡っていた。
それが霊麒の心臓に刺さると良かれ悪かれ何か起こるらしい。
それは愛を含んだ毒……愛の毒(ラブポイズン)。

完全に常世と現世への境界は崩れ、あちらこちらの裂け目へ吸い込まれていく悪魔たち。
その中に佇むは目覚めし者霊麒と、尊越バリアーに守られた尊越様。
常世、それは死後の世界。
ベルゼバブ様の前に散った同胞たちの眠る場所。
そこへ行けば彼らを連れ帰ることも可能な筈!

そして物語は現世から常世へ……

多くのものを失った悲しき結末
荒野に残された漢は覚悟を決める!!(アオリ)

ゴッドサイダーセカンド 常世の門(国?)編……完!!


ふたりの神の側の人間の頭上で空が鳴動していた
これから現世・常世かまわず展開されるであろう
文字通りの地獄絵図に怖れ戦くかのように…

……何気に神の側の人間の一人に数えられている尊越様である。