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ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART29 諸法無我印行完結

「…あと3人分の血が…
 十天闘神残り3人分の血が流れれば諸法無我印の行は完結する!!」

「ホホホホホ
 あと3人 有光の腹の中の霊麒を含めて4人で
 神の最後の切り札は消えてなくなる!!」

神の側に数えられていない尊越様……
それはそうと、ベルゼバブ様が残り3人に襲い掛かる。
その前に立ちふさがるは、吉祥天の竜子。
竜子のアフロディーテの光の前に、
ベルゼバブ様のワラキアの鞭、結晶風撃弾、そして鎧さえも消え去ってゆく。
ベルゼバブ様ヘアヌード披露。何も陰毛描かんでも……

「クク…醜きものを消す光だと…
 …単純な美しさを礼賛し私のような
 禍々しく美しきものを消し去るというのですか!?」

明らかに醜い尊越様は消されないのだろうか……
しかしベルゼバブ様、くたばっていた利盈の剣を拾い、竜子へ向かって投げつける。
魔を滅するその剣は、アフロディーテの光で消す事はできない。
剣の標的となった竜子、智子をかばい、有光の胴に深々と剣が食い込む。
胴に裂け目ができて、見通しがよくなった霊麒が見たものは、地面に転がる十天闘神たちの死体。

「み…みんなの…死を…
 …オレ…と沙麗央の…死を…無駄に…する…な…霊…麒…」

しぶとかった有光もとうとうここで息絶える。
そしてもはや庇うもののない二人に、ベルゼバブ様のさらなる攻撃が襲い来る。
数多く転がる利盈の剣を眷属の蝿に砕かせ、無数の刃を降り注がせる。










「………
 諸法無我印の行とは…我を捨て去る事なり…
 我とは生きる事に執着して他者が見えぬ事なり
 他者に対して慈悲なき事なり
 仏陀の教え諸法無我とは他者との関係において我を変化させる事をいう…
 つまり正しき道とは他者のために生きる事以外は存在せぬという真理…
 他者のために無我となり己を生かす行をすなわち
 諸法無我印の行といふ
 それを今…十天闘神達は己の血を用い完結…せり…」











血の涙を流しながら語る尊越様。まるで他人事。
とうとう智子、竜子までもが落ちていき、死神達はその身に群がってゆく。
勝ち誇るベルゼバブ様。
しかし、その時異変が起こる。
落ちゆく有光の胸に突如出曼荼羅が出現。
その中には霊麒の守護神、毘廬遮那の像が。
そして曼荼羅は広がっていき、有光の胴体は真っ二つに

「…れ…霊…麒…
 お前の…親父…霊輝の…愛した…者達の…死を…
 お前が…生かす…のだ…
 この世の…ため…に…」

十天闘神の血集結!!
その熱き魂は一人の漢に受け継がれた!!(アオリ)

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