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漫画に対する批判的な心情について考える その2

【可憐】
「金払ってるヤツには
 文句を言う権利があるんだよ。
 期待を裏切ってるのは事実なんだから」

【さえ】
「でも、みんなの期待全部に
 応えることなんて……」

【可憐】
「ムリムリ。絶対ムリ。だ―――から。
 なに作っても叩かれるの。文句言われるの。
 イラネとかツマランとかクソとか言われるの。
 ストーリーがダメ声なしはダメ声優がダメ絵がダメ
 塗りがダメ演出がダメシステムがダメ音楽がダメ。
 ダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメっ。
 萌えないエロくない抜けないつまらない。ないない
 ないないないないないないないないないないっっ。
 いちいちいちいちごもっともだけどさ。
 そんなの気にしてたら、
 こっちの心がもたないぜ」

……『らくえん』より。


万事何事についても、褒めるよりもコケにすることの方が簡単である。
そのものの価値観を否定すればいいだけだからだ。
実に簡単である。
この世には多種多様な価値観があり、
ある価値観については必ず、それを否定するような別の価値観も存在する。
そのものが目指す価値観に対立する価値観で以って説けば、
否定できない事など何もない。

で、基本的には、ある人がある漫画を面白いと思ったり、
あるいはつまらないと思った事を止める事は誰にもできるものではない。
(その考えが明らかな誤解に基づくものであれば別だが)
思う事は自由。
言うことについても、こちらが金を払っている以上、
ある程度は認められるものだと私は考えている。

なんだけど。

面白いとかつまらないとか、自分がそう思ったことを、
絶対的なものとは思って欲しくないんだな。
面白いことは面白い。
だけど、ではそれを面白いと思わない人間が間違っているかというとそんな事は無い。
ただ価値観が違うだけ。
逆もまた真なり。
というか、どんな考えにしろ、
自分の考えを他人にゴリ押しするよーなヤツは碌なもんじゃない。
思う事は自由、言うこともある程度自由、
だが、それを周りに強制する権利なんて、誰にもありはしないんだな。
これも私個人の考えなんで、
これを人に押し付けるつもりは毛頭ありませんが。


自分と他人との間で食い違いがあるのはしょうがないけど、
自分の言葉にはなるべく食い違いが生じないようにしたいものである。

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