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サンデー徒然雑感

<からくり>
個人的印象。
現在この漫画に不満を抱いている人の多くは、
藤田和日郎という漫画家に思い入れのある人だと思う。
というか、思い入れが強いほど、不満が大きくなる気がする。
『藤田和日郎はこの程度のものしか描けない漫画家じゃあない』
ただし、現在のからくりのこの状況は、
出版社やら編集部やらといった大人の事情ではなく、
藤田和日郎自身が招いたことでもあると思うのだが。


<アルバトロス>
この連載は本気でヤバイと思う。
『素石命図』関係の説明に何週もかけてたのも、
今思い返して見るとと失敗だった気がする。
モノバイルと素体の関係、素石命図で示されるモノバイルの力関係、
この二つは分けて解説されてたけど、別に一緒にやってもよかったと思うし。
世界観の構築もキャラクターの行動原理も曖昧なまま、
かといってストーリーが特に進むわけでもない、
メイン?のバトルは気合と根性だけで理屈ゼロの雰囲気戦闘、
モノバイル関係の設定開示さえもなぜか延々と引き伸ばす。
どうも若木先生は、バトルとシナリオ進行と設定説明とを、
一緒くたにするのが好きっぽいのだが、
それがこの漫画のグダグダ感の根本原因のような気がする。
近い内にテコ入れが行われることになるとは思うが、
(十五郎のようにその暇すらなく切られる程ではないはず)
新キャラ出してみたり、目先の設定変えたくらいじゃあ、
この漫画の運命を変える事は不可能だと思う。
考えてみると、この漫画には華がない気がする。
これを見せたい、というような華が。
それができなきゃ、この漫画は年内に切られることになるかと。
いいところも色々あるんだけどねえ……


<ハルノクニ>
アルバトロスよりも遥かにヤバイ。
半年後まで残ってるとはとても思えないニオイがする。
国家権力への挑戦だとかいうストーリーがちみっ子に受けるとは考えにくいし、
かといって大人が読むに堪えるほど練られた内容ではない気がする。


<結界師>
この漫画を見てて度々思うことなのだが、
この漫画の作者って、自分の描いてるキャラクターと
感情があまりリンクしてないように思える。
志々尾がおくたばりになった辺りの話では、
どこか漫画そのものに冷めたところを感じた。
理屈や演出等々には一切申し分の無いソツの無い出来なんだけれども、
見ててイマイチ乗り切れない。
物語の登場人物と同じ心情になりきれない。
作者自身が涙鼻水を原稿に垂らしそうになりながら描いてたりだとか、
今回で言うならば
「俺の志々尾にナメた事ぬかしやがって、この野郎ブッ殺す!!」
みたいに思いながら描いてるって感じじゃあないんだよな。
完全な感覚論なんだけど、キャラクターからそういうプレッシャーを感じない。
作者と心情が近いキャラは、遠くで解説役やってるねーちゃんくらいのものかと。
……作者自身が信じきれないことを信じられるほど、
俺は物分りのいい人間じゃあないんで。


<MAR><ワイルドライフ>
久々に押しかけた友人の下宿先に、
この二つの漫画が全巻置いてあったのはクラクラした。
MARは兎も角、ワイルドライフについては、
「最初の方は面白かったんだけどねえ……」
とのこと。
そこでのたまった事。
「大体よ、本当に動物助けないのなら、
 ちゃんとマジメに勉強しろってんだ。
 試験ってのは、ちゃんと知識や実力が身についてるかを評価するものなのに、
 そこで絶対音感のトンデモ活用でカンニングするような奴が、
 本当に心の底から動物を助けたいだなんて思ってるわけがねえよ。
 確かに勉強した事が即実戦で役に立つかというとそうじゃないかもしれんが、
 かといって碌な知識も下積みも無い奴にまともな仕事ができるかよ。
 俺が動物連れてくなら、こんな口だけご都合主義野郎のところじゃなくて、
 キチンと獣医の仕事をできる病院に連れてくぜ」
こんなことを言っても笑って許してくれる心の広い奴で良かった。

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