ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART6 エウリュディケの声
「沈黙は金」
その言葉を破ってしまった霊麒の内に、
自身に対する死刑宣告のような声が響く。
霊気が人間を助けたことを知り驚愕するベルゼバブ。
おもむろに自身の服を破り捨てると、
その胴体が縦に裂け、臓物が顕になる。
そしてその内から巨大な蝿が霊麒を殺さんと飛んでゆく(自宅大破)。
そこでまた霊麒の中に響く声。
「犯せ! 命が惜しかったら目前の女を犯すのだ!!
早くしないとお前は死ぬ!!」
何かに突き飛ばされたかのように、霊麒は裸の女性にのしかかり、
女を犯したかったから来たと心にも無い言葉を口にする。
それを見た巨大蝿はピタリと止まり、主のベルゼバブの下へ帰ってゆく。
そして霊麒は、竜子にブーツでぶん殴られて失神する。
一方、霊麒が自らの欲望の為に女を救ったと勘違い、
満足そうにほなにーに明け暮れるベルゼバブ様。
絶好調!! だれも巻来先生を止めることはできない。
なんてヤツだ! ビョーキ野郎めッ!!
しばらく経って気を取り戻した霊麒は、
竜子に自分を操る『声』について語る。
地底の底から聞こえるような、暖かい声。
だが、その声は「声」の正体を探ろうとすると、
二度とその「声」に出会えなくなってしまうという。
その話を聞いて竜子はエウリュディケの神話について語る。
妻のエウリュディケを蘇らせるべく、
冥府の王ハーデースと交渉したオルフェウスは、
「地上に戻るまで妻を振り返ってみてはならない」
という約束を破ったがために、二度と妻と会えなくなってしまったという。
竜子はその神話同様の悲劇を起こさないため、
「声」の正体を探るのはよしたほうがいいと忠告するが、
霊麒は「そんなもんバーデースぶっ殺して妻を取り戻せばよかったんだよ」
との大胆発言で聞く耳持たぬ。
そして霊麒はその「声」の周りの映像を写した紙を取り出す。
そこに描かれるは、富士の麓の奇肱国と、その下にある謎の大穴。
「あの門の地下からの「愛するエウリュディケ」の声かもってな……」
■子煩悩ベルゼバブ様
これまで重要なようであまり目立たないポジションにい続けたベルゼバブ様。
主人公交代依頼、輝きすぎである。
もはやギャグとしか思えない母親回想とか、
いきなりほなにーに明け暮れるとか……
前もやってたけどな、ほなにー。
■悪魔の側の人間・竜子
立場上、神の側とは対立する立場にあるはずだが、
神の側に目覚めつつある霊麒に対して変わらぬように接する竜子。
基本的に勧善懲悪の路線を崩さない巻来先生のことだから、
純粋な悪魔側に位置する竜子がこのまま仲間入りで大団円、
とはいかないような気がする……
悪魔の側の立場に逆らい、霊麒を護って死亡とか、
そんな展開が待ってそうな予感。
■声
単純に考えれば、霊麒の父霊輝か、魔王の声なのだが……
イメージ映像が妙に尊越様っぽくないですか?
「自分のためなら他人の事は見ぬフリをしろ」
「殺されたくなければ女を犯せ」
こんな邪悪な発言、尊越様以外の誰が口に出来ると!?