ゴッドサイダーセカンド 第二部常世の門編 PART5 「沈黙は金」か?
昨日の一件以来、身の回りの様々なものの周りに異形を見るようになった霊麒。
母親(魔界の副王様)の後ろにも、竜子の後ろにも。
シミチンは昨日のことを覚えていない。
周りの人間は誰もサイトウとスズキンのことに触れはしない。
そして霊麒は授業中廊下に立たされた生徒たちが二度と戻ってこないことを思う。
霊麒の内に響く声。
「沈黙は金」「知らないフリをするんだ」
そして身の回りの事に目を瞑り、余計なことを口にしない霊麒。
夕飯を終えて部屋で寝転がっている、霊麒は誰かの叫びを耳にして跳ね起きる。
そして窓を開けてそちらの方角――公園を見やると、
そこで異形の悪魔たちが女性を犯している光景を目撃してしまう。
思わず窓を飛び出し駆け出す霊麒に襲い掛かる謎の影。
それはゴッドサイダー恒例『露出が多いを通り越した装甲』に身をまとう竜子だった。
竜子に『母上が見ている』と言われ、そこで頭の中に響く『沈黙は金』の声。
だが、女性を犯して満足した悪魔が女性を喰らおうとしているのを見た霊麒は、
思わず悪魔たちを拳の一撃で粉砕してしまう。
その光景を、使い魔の蝿を介して覗き驚愕するベルゼバブ。
「黙ってらんなかったんだけど…
やっぱまずいかな………」