サンデー13号感想「三牛親子燃える」
<からくりサーカス>
鳴海、エレオノール、生方、三牛親子と、
それぞれのキャラがガッチリ噛み合った話。
今回はとても見ごたえのある内容だった。
■鳴海
エレオノールの危機にうろたえる鳴海。
それを指摘する生方じじい。
しかし鳴海は目の前の『人間』の危機には動かずにいられない男。
(それが子供だと全ステータス補正+100%)
そろそろ帰ってくるのか……
毎号のように俺の心を奮い立たせた、あの鳴海が!?
■エレオノール
ハーレクインに「お前は自動人形と変わらない」と罵られ、
それに対して「私は大切な人のためにこの身を捧げられる」と答えるエレ。
……「お前は人形だ」と貞義の歪んだ愛情を一身に受けて育ったエレオノールにとって、
そのセリフはまさに肺腑をえぐるような重さを持っているだろう。
(作者的にはローエンシュタインのあれを意識してる気がするけど)
そして、無言の鳴海。
かつてエレオノールを『しろがね』の楔から解き放ったのは鳴海。
ということは……?
そろそろ帰ってくるのか……
からくり最終章以前の鳴海が!?
■生方じじい
うろたえる鳴海に、冷静に皮肉をこめたツッコミを入れるじじい。
……やっぱし俺は、仲町サーカスの中ではダントツでこのじじいが好きである。
いやっほーぅ、藤田じじい最高――っ!!
■三牛親子
まさか、仲町サーカス関係者の戦いで、
この二人の戦いに一番胸を打たれるとは思わなかった……
彼らは唐突に無理やりな因縁付けをされて、
急ぎ足で相討ちになったヴィルマや仲町一家(※)と違う。
彼らは彼らの因縁にではなく、思想に殉じてその役割を果たしたのだ。
「みんなが生きてなきゃ、パパァ、オレ、さびしくて生きてらんねえよォ~~!!」
震えながら冷や汗を垂らし、フラッシュ・ジミーに口答えするナオタ。
みっともなく涙と鼻水を垂れ流しながら叫ぶナオタ。
これだ! これが人間だ!
死の恐怖にうろたえ、怯え、醜態を晒し、
それでも心の中の『いい部分』は裏切れない。
ツェペリさんも言っていた。
「人間讃歌は勇気の讃歌ッ!! 人間のすばさしさは勇気のすばらしさ!」
これが人間のすばらしさなんだッ!
このあたりのナオタ3コマは、
これまでのナオタの出番を全部足して100で掛けても追いつかないくらい、
強烈な輝きを放っていた。
「ナオタ~パパはやっぱり弱いヤツなのよ~~!
あたし、人間裏切った思い出かかえて生きて行けないよ~~」
これも同様。
人は恥のために死ぬ。そうプッチ神父も言っていた。
……いや、これは関係ないか。
ただ、もしも三牛親子が人類全滅後も生き残ったとしたら、
その後の人生は身の毛もよだつ恐ろしいものになる気がする。
何の目的もなく、何の楽しみもなく、生きることをわかちあえる他人もおらず、
ただ罪の意識だけを背負って無為に余生を過ごす……
それこそ、死ぬことよりも恐ろしい地獄相な気がする。
……ただ一個気になるのは、
フラッシュジミーと三牛親子が会話してるのを見て、
鳴海や生方は何も思わなかったのか、ということくらいか。
(※)
余談だが、俺はサハラで死んだ『しろがね』メンバーのうち、一番好きなのがティンババティである。
彼だけは他のしろがね達と違い、とってつけたような過去が語られていないせいだ。
他のしろがねも、個別エピソードを積み重ねた上で散ってくのならよかったんだけど、
あからさまに死ぬ時の感動を煽るために唐突に過去が語られてたからなあ……
■聖結晶アルバトロス
<第一話 姫と少年>
「なっ!
その欠片はっ!?」
「えっ!?」
「…………聖結晶よっ!!!
力を貸せっ……!!!
今だけでもいいっ……聖結晶よっ……
力を!!!」
<第二話 聖結晶>
「予想外の……形ではありますが、
懸念材料であった……聖結晶発動に成功しました」
「戯言はやめて頂きたい。
私は聖結晶を回収すると言っているのです」
「……承知しています。ですが……
勝利のためには、その少年……、
そのままに……なさるべきかと」
「っ!!
無関係な人間を巻き込めとおっしゃるのか!」
「はい、それが……最善です」
<第三話 約束>
「ユウキ。
お前の力を僕に貸してくれ。
これからこの戦いを勝ち残るため、
僕には……お前の力が必要だ」
以上、妄想完了。
ますます新とクリスの関係に近づいた二人である。
それはそうと、設定解説編終了とのことだけれども、
結局『モノバイルはどこから来たのか』
『なぜ聖結晶が失われてしまったのか』
といった世界観は分からず。
それとも、もう説明されてましたっけ?
聖結晶の真の力を発揮せよ、とのことだけれども、
それを引き出すと一体何が起こるのか?
ただ単に攻撃力が激増するだけなのか、
はたまた、見た目に何かすごい変化が現われるのか?
今のユウキ聖結晶モードは、
『有効なダメージを与えるためには左手で殴る必要がある』
という致命的な問題を抱えている。
攻撃が単調になりやすい、左手にさえ注意すれば致命傷は受けない等等、
もしも相手がユウキの攻撃特性を知ってしまった場合、
『攻撃を当てる』ということがえらく難しくなってしまうのだ。
そこのところの弱点を克服しないと、今後の戦いで何かと支障が出てくる気がする。
というか、勝つも負けるも戦いが単調になりすぎ。
さてさて、どうなりますことやら?
<妖逆門>
「げえむがはじまるよっ!!」
60年44年に一度、四方山町逆日本で開かれるという黒払い妖逆門。
こーゆー雰囲気の漫画は腐るほど見てきたけど、長持ちしたのってほんのわずかなんだよなあ……
夢と希望と冒険心溢れる、おかし大好き魚肉も大好き行け行けゴーゴーな漫画は望む所だが、
かといって、そうであればなんでもいいってわけじゃあない。
すっごく『作られた』感がプンプンする漫画。
どうなるかねえ……
<金色のガッシュ!!>
あー、やっぱり先週のテッドの
『俺たちってこんなに苦労してるんだぜ! すげえだろ!!』
発言での萎え萎えモードを引きずってるせいか、
あんまり楽しめなかった。
俺の中での今週の展開は、
「テッドが すごいじゅつで てきをやっつけた」
これだけ。
■新技
『ドラグノン・ディオナグル』
分類:ダメージ攻撃
属性:殴
レンジ:近
フィフス・ナグル発動状態から打ち出される、テッド最強最大最後の呪文。
その効果は……『すごい右パンチ』。
以上。
<ハルノクニ>
これじゃ何も分からんのと一緒だ!!
<名探偵コナン>
雪だるまの中に死体!!
これはまさしく会津七本槍の一人、司馬一眼坊!!
「めでためでたの若松さまよ 達磨さんの眼があいた
おめめは二つ、蛇ノ目が二つ 蛇ノ目は二つ、めでたいな」
<絶対可憐チルドレン>
なんか、ページが1~2ページほど足りない気がする……
オチが弱いというかなんというか。
<史上最強の弟子ケンイチ>
プンチャクシラット。
ヨーロッパの侵略のために生まれた武術だというけれど、
インドネシアはオランダの占領下に置かれてるって時点で、
そのありがたみの程度が知れるというやつである。
<ハヤテのごとく!!>
……いかん、べっかん絵をも完璧に見切る俺の心眼を以ってしても、
今回出てる女性キャラのほとんどの見分けが全然つかん。
っていうか生の眼で見りゃ区別つくけど、
心眼フィルターを通すと誰が誰やらさっぱりわからん。
<見上げてごらん>
……プレッシャー?
っていうか、彼の剣道経験は結局何の役にも立たないのですね。