2009年06月02日

NEW COMER終了

というわけで、NEW COMER終了。
というか、完全な打ち切り。
一応『第一部完』なのだが、第二部が始まることはないだろう……
ここまで無理やり詰め込んで宿敵を倒しテーマらしきものを昇華した時点で、
こんな終わり方でもこの作品は『完結』してしまったのだから。

短命に終わってしまったこの漫画だが、
切られてしまったのにはそれなりな理由があるようにも思える。
漫画にダメ出ししても生まれるものなど何もないとは思うのだが、
それでも敢えてその理由を考えてみると……


全編通して起伏の乏しい展開
これがかなり大きいと思う。
キャラクターが延々と話しているだけだったり、
『話が動いている』と感じられない話が多かった。
その最たるは単行本1巻分丸々費やしてしまったプロローグだろう。
『新しい慶子はサイボーグではなく超人的な肉体の持ち主』
これをキチンと説明するのが5話になってしまっているし、
その慶子が実戦で戦い始めるのはなんと18話。
いくらなんでも遅すぎる。
さらに、ミケーレ邸での戦い以降すぐに説明モードに入ってしまう。
山場であるアクションシーンが少ない上に、
それ以外の部分が起伏に乏しい説明シーンばかりでは、読者を引き付けるのは難しいだろう。

ちなみにゴッドサイダーセカンドの時も同じ傾向があったのだが、
集英社時代の巻来作品には一切見られない。
ギルファー、メタルK、ゴッドサイダー、グリーンアイズ、
ミキストリ、たそかれの夢、迷宮魔術団、ヘルバスター、霊牙については、
全て第1話で世界観や作品の方向性が明確に示されており、
その中でしっかり起承転結を描ききっている(『次回に続く』的なヒキの場合でも)。
ところが、セカンドやNEW COMERの場合だと、第1話だけ見ても何がなんだか分からない。
台詞の数は多いものの、遠まわしな人物紹介や伏線張りばかりで、
一番肝心な作品の方向性を提示できていない。
個人的な推測だが、これは編集部の方向性が大きく影響しているのではないだろうか。
第1話に必要な要素をきっちり詰め込ませる集英社と、放任主義?のバンチ編集部の差か。
(余談だがバンチは他にも『起伏の乏しい作品』が多いように思える。
 ちょっと前にやっていた『乱人』はそれが酷過ぎた)


次回はアッと驚く新企画を準備中との事ですが……
REVENGERとして蘇ったにも関わらずあっさり返り討ちにあったNEW COMERの事を、
しっかり反省点として受け止めて次に生かしてもらいたいものです。
とりあえず『主人公が何者なのか第1話で全部説明すること』さえしてくれれば……

2009年05月24日

『はじめてのあく』第一巻

というわけで、とうとう発売された『はじめてのあく』の単行本第一巻を購入。
新刊コーナー平積み分最後の一冊をゲット。
割と順調に売れているようだ。
で、肝心の内容については……

面白いんだけど、ちょっと藤木先生が無理してるように見える

ってところ。
特にサービスカットの数々はかなり無理してるような。
勘繰り過ぎなだけだったらいいんだが……
どっちにしても、氏の作風は読者に媚びるタイプではないと思うんで、
そこんとこにはちょっと違和感を感じたり。
でも、ネコ耳キョーコとかはノリノリで描いてそうな気もする。
うーむ……

我聞の頃から、藤木先生は『女性のセックスシンボルは胸!』
という強いポリシーがあるように見受けられるのだが、
今作でもそれは強く押し出されている模様。
その大小を問わず胸に妙なこだわりを持つキャラクター達。
『乳』でも『おっぱい』でもなく、あくまでも『胸』という表現。
それが藤木イズム。
……ま、同人では『おっぱいおっぱいおっぱいおっ(略)』と叫びながら、
激走してる人もいましたが。

ところで、本作でも少女漫画出会いシリーズ伝説の
『お風呂でばったり、きゃあ、いやーん』が採用されているのだが(初対面ではないが……)、
ヒロインの前に主人公全裸で仁王立ち、というのが実にイイ。
ヒロインのきわどいサービスカットよりも、
ヒロインに全力でおちんぽ見せびらかすシーンにグッとくるのは、
ちょっと病んだ感覚なんだろうか……

まあ、なんというか、いろんな意味で雑誌のメインを張れそうにない漫画だが、
中堅ポジションで2年くらいは頑張って欲しいところである。


余談:
相変わらず作者自画像がヤバイくらいに本人そっくりだなー。

2009年05月23日

棚の本を取り出してみる~ガラスの仮面

私の姉が嫁いだ後、実家に置き去りにしていった漫画がいくらかある。
先日、ふとしたことからそのうちの一つを読んでみた。


『ガラスの仮面』。


いつまで経っても終わらないことで有名な少女漫画。
読んでみると、これが凄く面白い。
そして、その面白さの構造は、意外にもスポ根少年漫画のそれと大差なかった。


1.一見冴えないが特定分野のみに恐ろしい才能を発揮する主人公(北島マヤ)
2.その主人公が目指すべき目標(紅天女)
3.主人公を目標へ導く厳しい師匠(月影先生)
4.目標を競い合う強力なライバル(姫川亜弓)


少年漫画には見られないセンスや要素も多々見られるが、
本作の主題である『演劇』についてのみ着目すると、
スポ根少年漫画のテンプレにきっちり則っている。
こういう部分に少年漫画少女漫画の区別はなかったのか。

そしてこの漫画の最大の魅力を生み出しているのは、
紫のバラの人こと速水の存在に他あるまい。
いつも主人公を応援してくれる異性とか、
見返りを求めることなく主人公をサポートしてくれる人物とか、
表向きは敵だけどそれと同時に主人公に想いを抱いている人物とか、
速水を構成する要素それぞれについては別に珍しくないのだが、
それらを一緒くたにしたキャラクターを物語の中に投入する事で、
得も言われぬ深みを生み出しているように思える。
……マヤに対する言動を見ていると、かなり危ない人に見えなくもないがな、速水。


しかし、途中から敢行ペースが急落してしまったこの漫画。
紅天女編からの引っ張り方からするに、
完結するまであと少なくとも10巻は必要だと思うのだが、
作者が生きているうちに本当に終わるのか?
というか、ファンの間では既に絶望視されているきらいがあるが……うーむ。

2009年05月22日

今週のNEW COMER~次号最終回

HiPS持ちとなったリッツォと、元祖HiPS保持者の慶子の戦いが今始まる!!
リッツォはガトリング砲で慶子を撃ちまくるが、
慶子の肉体は肉片を撒き散らしながらも即時に回復するため難なく突破。
そこでリッツォはHiPSの肉体に加え、禁断のFASレベル5で慶子に立ち向かう。
リッツォのパンチは見事慶子の腹部を直撃し、
慶子の内臓が豪快に辺りにバラ撒かれるが、
慶子の肉体は損傷した内蔵さえも即時に回復するため難なく突破。
慶子の怒りの一撃が、リッツォの左腕を粉砕する!!


……というわけで、次号最終回。
というか、ぶっちゃけて言うと打ち切り。
ここ数週間で、ものすごい勢いでまとめに入っていたし、
いくつかの伏線を強引に片付けていたし、
それでもまだいくつかの伏線は片付けられていないし、
これはとても円満終了とは言えないだろう……
少なくとも、リッツォvsディーノくらいまでは打ち切りと決まっていたわけではないように思えるが……さて。

とりあえず、本作についての総論は、
最終回を見てから書くことにするかなあ。

2009年04月29日

今週のNEW COMER~慶子の大胆ストリップ

リッツォ復活!
額にナイフが刺さっても平気。だってHiPSがあるのですもの。
なんというか、『HiPS』といえば何でも許されるような気がする今日この頃、
皆様如何お過ごしでしょうか?
というか、質量保存の法則無視してませんか、腕が生えてくるって……

それはそうと、今回の一番の見所はやはり慶子の脱衣
慶子の裸体が存分に堪能できる回です。
なんてったって、ガトリング砲で4000発/minで弾丸をぶち込まれ、
服はおろか頭皮からつま先まで全ての生皮剥がされて内臓まで露出してるんですもの

グレートですぜ、こいつは。
……あれ?
あくまでも慶子の防御力の秘密は、カーボンナノチューブ製の骨格にあり、
骨格のない腹部に弾丸ぶち込まれるとヤバいという設定だったような……?


しかし、死なない限り傷を負えば負うほど強くなるこのサイヤ人体質、
ご都合主義&強力過ぎて、バトル物では濫用しない方がいい気がしないでもありません。
今回の生皮全剥ぎ全裸事件についても、
『次に生えてくる慶子の皮を防弾仕様にする布石』
と思えますし。
しかも、敵にもHiPS持ちが増えそうな雰囲気が出てきたり。
個人的には、リッツォをさくっと殺して次に進めてほしいところですがどうなることやら?
今話がやたらと大きくなっているのは、
『リッツォを殺した後のストーリー展開の布石』
だと思いたいところ。

2009年04月22日

サンデー漫画の話

サンデー本誌から離れて久しいが、とりあえず単行本だけはチェキしている漫画について。

<月光条例>
良く言えば、挑戦心溢れる漫画。
過去の自己作品のコピーではなく、今までにない藤田和日郎を見られる漫画。
悪く見ると、ちょっと迷走してるように見えなくもない……?

基本的には、藤田氏の「おとぎばなしに対する歪んだ情熱」が発揮されている。
一寸法師やシンデレラのエピソードのように、
おとぎばなしの気に食わない部分を指摘した上で、
おとぎばなしの主人公自身をその問題点と対決させ、乗り越えさせるのが本来のテーマか。

少し気になるのは、ネームが多すぎるところ。
シンデレラエピソードなんかは「何このエロゲキャラクター?」と言いたくなるくらい、
激しく自分に酔った独白を続けていた。
個人的には、あの部分の台詞は3分の1くらいにまとめてくれるとありがたい。

ところで、何故にビアンカにこだわるのか藤田和日郎。
やはりヒロインは幼馴染でなければならないのかー!?


<はじめてのあく>
まだ読んでないんだな、これが。
藤木先生にはコミケの際に恩義が出来たので、
これは応援せねばなるまいと思っているのだが……
単行本発売は5/18。
楽しみだな。

2009年04月19日

今週のNEWCOMER

サブタイトルを書けなくなったのは、
最近バンチを買っていないからだったりする。
あんまり購買意欲が沸かないというか。
……有名作の続編モノにすがるのみならず、
ジャンプ編集部をネタにして漫画書くのは流石にどうかと思う……
堀江氏の「俺がジャンプ黄金時代を築いた」的な態度も、
「バンチは編集部のレベル高いんだけど、絵の上手い漫画家はジャンプ行っちゃうから」発言も、
どうにもいけ好かなく感じるんだよなあ……

閑話休題。
今回のNEW COMERは、

『バガーノ死亡確認』
『慶子、いつものように逆ギレ』
『リッツォ復活』

以上。
……ゴッドサイダーセカンドもいつ終わるかと結構ハラハラしていたのだが、
NEWCOMERはそれにも増してヤバさを感じるというか……
もともと、そこまで風呂敷を広げるタイプのストーリーではないと思うし、
短命に終わってもそれはそれで順当な結果だとは思うのだが、
なんというか、ここ数週間は色々と詰め込みすぎな気がする……
大丈夫だろうか?

最近のコメント